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財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
地方消費税交付金の増等の影響により、前年度比で3.2ポイント改善し、類似団体内平均値を下回ったが、扶助費や国民健康保険特別会計等への繰出金は増加傾向にある。平成27年度に下水道使用料、平成28年度に国民健康保険税の改定を行うことで一般会計繰出金の抑制を図ることに加え、健康寿命延伸施策の実施により、高齢化により急増が予想される医療費の抑制に努める。
例年、類似団体内平均値を下回っているものの、今後は公共施設等総合管理計画に基づく予防保全に係る経費が増加することが見込まれるため、引き続き適正な支出に努める。
近年は市制施行時の大型事業による公債費負担の終了により、類似団体内平均値を下回っているものの、平成24~28年度に実施した生涯学習センターの建替えに係る起債の償還等に伴い、減少傾向の終息が見込まれる。今後は公営企業や一部事務組合の起債も含めて、将来世代への過度な負担とならないよう、慎重な判断に努める。
行財政改革により、職員人件費等から委託料(物件費)へのシフトしたため、平成26年度までは類似団体内平均値を上回ってきたが、OA機器類の再リース等の効果もあり、平成27年度は類似団体内平均値程度となった。今後、消費税の増額の影響等が見込まれることから、使用料等受益者負担金の適正化を図る等、物件費の適正化に努める。
例年、扶助費に係る経常収支比率が類似団体内平均値を上回り、かつ上昇傾向にある要因として、児童福祉費の支出割合が大きいこと等が挙げられる。今後も、認定子ども園の増等、児童福祉費に係る経費は増加することが見込まれるため、充当可能な一般財源を確保すると共に、健康づくり事業等による医療費の適正化や単独扶助事業の見直し等により、扶助費全体の増額傾向を抑制する必要がある。
その他の経費は増加傾向にあるが、主な要因は繰出金の増加である。今後も医療費増等により繰出金が増加することが見込まれるため、平成28年度に国民健康保険税の改定を行う等、各特別会計において自主採算性を原則とし、繰出基準外の繰出を縮減するとともに、適正な利用者負担に努める。
補助費は恒常的に全国平均、類似団体内平均値、県内平均を大きく上回っている。一部事務組合負担金の額が大きいことが主な要因であり、今後、関係自治体と共に組合に対して民営化等の経営合理化を求め、負担金の縮減を図っていく必要がある。
近年は市制施行時の大型事業による公債費負担の終了により、公債費は減少傾向であるが、平成24~28年度に実施した生涯学習センターの建替えに係る起債の償還等に伴い、減少傾向の終息が見込まれる。今後、公共施設等の老朽化対策等による新規地方債発行額の増加に備えて償還財源を確保していく必要がある。
物件費、補助費等でポイントが改善したため、平成26年度より2.0ポイント改善したものの、引き続き、充当可能な一般財源を確保し、事業の見直しにより関係経費を抑制する必要がある。
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