経営の健全性・効率性について
累積欠損金がなく、経常収支比率が100%を超えているため、経営状況は良好と言える。料金回収率も100%を超えており、料金収入によって全ての費用を賄うことができており、経営状態は健全と言える。漏水対策に力を注いでいるため、有収率は安定的に98%を超える高い数値を維持することができている。新たな起債はしていないため、企業債残高対給水収益比率は年々減少している。この経営状況を維持していき、将来の耐震化工事等に備えていく。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率は減少傾向であるが、管路経年化率は高くなっている。一方で、管路更新率は比較的高い数値となっている。これは、管路の更新を下水道工事や道路整備工事に合わせて計画的に行っているためと考えられる。
全体総括
昭和47年の給水開始から40年以上が経過し、管路も老朽化してきている。そのため、下水道工事等に合わせて管路の更新を行い、老朽化に対応している。また、今後、必要となる大規模団地の布設替工事や配水池の耐震化工事に対応するために、更なる経費節減に努め、財源を確保し、計画的に事業を進めていきたい。