経営の健全性・効率性について
経常損益の状況は、黒字で平成26年度には累積欠損金が解消されましたが、収益の一部については、一般会計からの繰入金で賄われている状況です。小規模集合排水処理事業においては、処理区域内における著しい少子高齢化の進展などにより、排水処理使用料が減収するなかで、より一層の効率的な施設管理や延命化など、今後も経営の健全化に配慮した計画的かつ効率的な事業運営に努めていきます。
老朽化の状況について
供用開始後10年程度で、現在、管渠は老朽化を示す状況ではありませんが、今後も適正な維持管理を行い、施設の機能維持を図っていきます。
全体総括
今後の小規模集合排水処理事業経営にあたっては、水洗化率の大幅な向上が見込めないなか、処理区域内における著しい少子高齢化の進展により人口が減少することから、排水処理使用料は減収となっていくことが予想されます。投資と財政のバランスに配慮し、長期的視野に立った効率的で効果的な事業展開を図り、更なる経営改善に取り組むことで、健全で持続可能な事業経営に努めていきます。