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財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
類似団体の平均値を0.07ポイント上回る0.53となりましたが、千葉県平均からは、0.18ポイント下回る指数となりました。引き続き、歳入側では、根幹をなす町税の徴収強化や、その他自主財源の積極的な確保に努めます。一方歳出側についても徹底した事務事業の見直し、政策的事業については、緊急度・効果、後年度負担等を十分に検討するなど、経費削減に努めて参ります。
経常収支比率は84.3%となり、前年度と比較し3.1ポイント改善しました。比率改善の主な要因としては、分子要素である人件費や公債費などの経常経費充当一般財源が減少したことに加え、分母要素である普通交付税や地方消費税交付金など経常一般財源が大きく増加したことが要因となっております。引き続き、比率改善が図られるよう、徹底した経常経費の削減と自主財源の確保強化に取り組み、財政構造の硬直化が進行しないよう細心の注意を払い予算執行に努めて参ります。
人件費における職員給は減少しているものの、物件費では、各種地方創生関連事業などの要因から前年度からは5,794円増加、千葉県平均からは11,034円上回る決算額となっております。また類似団体平均からは、42,361円下回る123,183円となりました。今後は定員管理の適正化に努めて参りますが、地方創生関連事業の実施に伴う事務経費などの増加が見込まれることから、適切な水準が維持できるよう取り組んで参ります。
ラスパイレス指数については、前年度と比較し2.7ポイント、類似団体平均値からは1.4ポイント上回る97.7となりました。引き続き、人事院勧告を尊重し給料表の見直しを実施するなど、職員給与の適切な水準が維持できるよう努めて参ります。
職員採用については、退職補充のみの採用としており、類似団体の平均値を0.59人下回る9.46人となっております。近年では、事務事業の多様化などにより、職員数削減には限界が見えつつありますが、今後も事務事業の見直しや効率的な人員配置、民間委託の導入も積極的に検討しつつ、適切な職員の定員管理に努めて参ります。
実質公債費比率は、昨年度より1.0%改善しました。比率が改善した主な要因は、分子の大部分を占める町の元利償還金や債務負担行為に基づく支出額が減少したことが要因であります。町の元利償還金については、平成28年度頃に償還のピークを迎え、その後、徐々に減少していく見込みとなっています。今後は公共施設の改修や義務教育施設の大規模改修事業など、地方債発行を伴う事業が予想されます。分子の増加には細心の注意を払い、適切な地方債管理に努めて参ります。
将来負担比率は、昨年度より12.3%改善いたしました。比率が改善した主な要因は、町及び一部事務組合の地方債残高の減少に加え、債務負担行為に係る将来負担額の減少、また、将来負担額から差し引くことの出来る、充当可能基金(特に財政調整基金が2億6千万円増)が増加したことが比率改善の要因となっております。今後は公共施設の改修や義務教育施設の大規模改修事業など大型事業が控えていることから、それに伴う地方債発行も予想されます。計画的な事業執行に取組むなど、健全な財政運営に努めて参ります。
経常収支比率に占める人件費の割合は、類似団体平均値より5.1ポイント、千葉県平均より2.1ポイント高い28.5となりました。依然として類似団体平均値などより高い水準となっていますので、今後も効率的な人員配置や民間委託の導入などを積極的に検討し、改善に努めて参ります。
経常収支比率に占める物件費の割合は、類似団体平均値や千葉県平均よりも低い11.9となりました。今後も、健全な財政運営のため、真に必要な事業の選定に取り組み、経費の削減を図って参ります。
経常経費に占める扶助費の割合は、前年度を0.2ポイント上回る5.9となり社会保障費の増加とともに年々増加傾向にあります。各種助成費に町独自の制度に基づく上乗せ加算を実施している給付については、実績などを勘案し真に効果的であるのかを見極め、扶助費の増加による財政構造の硬直化が進まないよう努めて参ります。
経常収支比率に占めるその他の割合は、類似団体より低い12.7となっていますが、千葉県平均からは0.2ポイント高い比率となっています。その他については、主に特別会計などへの繰出金が多額を占めるため、特別会計の独立採算の原則を再認識し、特別会計の適正な財源確保を図り、普通会計への負担軽減に努めて参ります。
経常収支比率に占める補助費等の割合は、千葉県平均より高い13.6となりました。現在、町独自で補助している各種団体への補助金については、既得権益化が見られるため、公平性・透明性が図られるよう補助金検討委員会からの検討結果を踏まえ、不適当な補助金は見直しや廃止を行い、適切な補助金等の執行が図られるよう取組んで参ります。
経常収支比率に占める公債費の割合は、類似団体平均値や千葉県平均より低い11.7となっております。既発債分の公債費は平成28年度頃ピークを迎え、その後徐々に減少していく見込みとなっています。今後は公共施設の改修事業をはじめ、地方債発行を伴う事業が予想されますので、公債費の推移には細心の注意を払い、適切な地方債管理に努めて参ります。
経常収支比率に占める公債費以外の割合は、千葉県平均を下回るものの、類似団体平均値からは2.1ポイント高い72.6となっております。類似団体と構成内容を比較しますと、人件費や扶助費の水準が高くなっています。今後も適切な水準の維持に向け、健全な財政運営に取組んで参ります。
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