経営の健全性・効率性について
経常利益が黒字で、近年の経常収支比率も100%を大きく上回っており、類似団体と比べて有収率が高く、企業債残高が少ないことによる低利払負担及び経費削減等により損益計算書上の収益増加となっている。しかしながら、昭和63年に建設された配水場の施設利用率は、人口減少などの要因から、類似団体と比べて低い状態にある。
老朽化の状況について
経営状況判断から、十数年、管路更新が行われなかったことから、類似団体に比べて、有形固定資産減価償却率並びに管路経年化率が高く、老朽化が進行している現状にある。
全体総括
現在のところ、経営状況は比較的安定しているものの、人口減少に伴う料金収入の減少、施設の老朽化が進行するなかで、事業運営のあり方や今後の投資のあり方について十分な検討が必要である。