美深町：公共下水道【地方財政ダッシュボード】

経営比較分析表（2019年度）

経営の健全性・効率性について

収益的収支比率については、おおむね100％に達していることから、一般会計からの繰入金に依存していないことが伺え良い傾向である。企業債残高対事業規模比率については、類似団体平均値以下であり、自己資金調達度が高いことがわかる。経費回収率については、100％を若干下回っていることから、料金の収益性があまり良くないことを示しているが、類似団体平均以上である。汚水処理原価については、類似団体平均値以下であり、処理にかかる費用が少ないので良い傾向である。施設利用率については、類似団体平均値以上であり、施設利用の効率が高く良い傾向である。水洗化率については、類似団体平均値以上であり、良い傾向である。

老朽化の状況について

管渠改善率については、改善計画が樹立されていないことから改善率がゼロとなっているが、以前に行った管渠ストックマネジメント計画策定業務により得られた管路の状態を踏まえ、今後の改修計画を作成していく。

全体総括

全体として経営状況は良好であるが、今後想定される使用人口の減少などを考慮すると、いつ経営が悪化するかわからない状況である。今後は、令和6年4月より開始となる公会計化に向けた準備作業を進める。また、公会計化により会計の見える化を進め、適正な受益者負担について下水道利用者に理解を求めていく必要がある。

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