平戸市:末端給水事業
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平戸市:末端給水事業
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経営比較分析表(2020年度)
経営の健全性・効率性について
離島を有する本市は、起伏が激しい地形と小規模集落が広範囲にわたり点在し、また、水源が地下水、河川表流水など多種であることなどから、採算性、効率性に乏しい現状である。■経常収支比率過去3年は類団平均を上回っており、R2は費用の節減等により前年度より改善した。今後も健全経営を維持するため、更なる経費削減に取り組む。■累積欠損金比率現在0%であり今後も経営の健全性に努める。■流動比率100%を超える数値で推移しており問題ない。■企業債残高対給水収益比率本市特有の地理的条件に伴う整備費により類団平均を大幅に超える水準となっている。しかしながらH30以降統合事業等が一段落したこともあり減少に転じている。今後も発行額の抑制に努めるなど残高の縮減を図る。■料金回収率100%を超えており、類団平均を上回っている。今後も健全経営を維持するため、更なる経費削減に取り組んでいく。■給水原価類団平均と比較すると依然として高値で推移している。起伏が激しい地形と小規模集落が広範囲にわたり点在しているため、配水池等の施設が多く、動力費をはじめ維持管理費が多額となっているためである。■施設利用率人口減少等による配水量の減少を受け、施設のダウンサイジングを図り、R1には数値が大幅に改善した。R2については、人口減少と合わせ新型コロナの影響もあって利用率は低下している。今後も施設の適正化等を図り改善に努める。■有収率前年度と同水準となっているが、類団平均より下回る水準となっている。積極的な漏水調査や管路の布設替えを行うなど、有収率の向上を図っていく必要がある。
老朽化の状況について
耐用年数を迎えている施設も多く、漏水が多い地区や維持管理上、支障をきたしている施設を中心に更新を行っているが、抜本的な解決には至っていないのが現状である。■有形固定資産減価償却率類団平均より低い水準ではあるものの、法定耐用年数を迎えた施設が多くなっている。施設の更新計画を策定するなどし、計画的な更新及び修理等による長寿命化を図る。■管路経年化率、管路更新率管路経年化率については、R2は台帳の再整備に伴って類団平均を大幅に上回るなど深刻な状況が浮き彫りとなった。また、管路更新率は類団平均を超えてはいるものの改善には至っておらず、今まで以上に計画的に更新を行っていく必要がある。
全体総括
人口減少や節水機器の普及等による給水収益の減少と、水道施設の維持・更新(老朽化対策)を含む維持管理費の増大が課題となっている。今後も令和2年度に改定した経営戦略に沿って、中長期的な視点に立った施設の整備・更新を図り、安全で安心な水道水の安定的な供給を維持していく必要がある。
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