経営の健全性・効率性について
経常収支比率と料金回収率は、営業収益の減少もあり、年々悪化している。今後収益の改善に注力しなければならない。流動比率において、平成26年度は100%を下回っているが、制度改正において流動負債に企業債が含まれることから、単純に支払能力がないとはいいづらい。しかし、類似団体と比べると平均値を下回っていることから改善は必要とされる。施設利用率については、余裕があり特に問題はないと思われる。しかし、有収率は全国平均(89.78%)と比べて低い状態にある為、有収率の向上に努めていかなくてはならない。
老朽化の状況について
管路経年化率については、類似団体平均値と比較すると現段階では低いが、管路更新率はH25・26年と高い。それ以外については更新率が低く、今後も計画的に更新を行わないと経年管路率が高くなり、老朽化が進むと予想される。
全体総括
管路経年化率について、類似団体平均値と比較すると現段階では低いが、今後計画的に更新を行っていく必要がある。費用の抑制及び収益の確保において改善を行い、累積欠損金比率を0%に近づけるよう努める。有収率向上の為、効率的に漏水修理を行っていく必要がある。