経営の健全性・効率性について
実質赤字はなく、累積欠損金の発生もない。流動負債が増加しているが、これは会計制度改正による借入資本金の負債化によるところが大きく、流動資産も微増しているため問題ないものと考えられる。近年、市街地から離れたリゾート地の開発が進んでおり、利用者の増加となっているが、季節変動が大きい状況となっている。このような変化に対応するためにも、全体的な効率性向上の手段を模索していかなければならないと考える。
老朽化の状況について
本町の水道管路については、昭和40年代後半に整備したものが更新時期を迎えるため、今後更新の増加が見込まれている。また少量ながらも石綿管が残っている部分もあり、現在計画的に更新を進めている状況である。
全体総括
平成26年度の指標を見ると、収支、料金回収率は安定しており、支払能力も低下はしていないものと考えられる。今後も安定供給を続けるためにも、計画的に設備更新を行うとともに、安定した財源の確保が重要と考えている。現状は収入に見合った経営を行っており、経営状況は概ね健全であると思われる。