経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率:100%未満ではあるが、93%以上で推移しており、大きな変動はない。⑤経費回収率:平成25年度からは類似団体平均値を下回っている。このため経費の削減を図る必要がある。⑥汚水処理原価:平成25年度からは類似団体平均値を上回っている。この原因は、汚水処理費の増加や有収水量の減少にあると考える。これらを解決させるために、費用削減と接続率の向上に努める必要がある。⑦施設利用率:類似団体平均値を上回っており、施設が有効に利用されていると考える。⑧水洗化率:水洗便所設置済み人口および処理区域内人口ともに減少しており、横ばい状態となっている。
老朽化の状況について
供用開始後25年以上を経過しているが、管渠については耐用年数を経過していないため、老朽化は進んでいない。しかし、今後は徐々に老朽化が進んでいくため、計画的な更新を検討する必要がある。
全体総括
現状は、使用料金のほかに一般会計からの繰入金による事業運営がなされている。また、今後は人口減少に伴い、使用料金収入が減少し、経費回収が難しくなるものと予想する。以上を考慮しつつ、より健全な経営を行うためにも、経費の節減、効率的な設備更新に努めるものとする。