土佐市：簡易水道事業（法適用）

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経営比較分析表（2020年度）

経営の健全性・効率性について

平成30年度から水道料金改定を実施したことにより、経常収支比率及び料金回収率とも100％以上となり、健全な経営状況となっている。流動比率については、令和2年度において低下しているものの100％を上回っており、短期的債務に対する支払能力を有している。有収率については、類似団体平均値を上回ったが、老朽化した管路が多くあるため、有収率向上のための取り組みが必要である。

老朽化の状況について

有形固定資産減価償却率は令和2年度における管路等耐震化事業の大幅な増大により大きく減少しており、その結果管路更新率が大きく増加している。一方、管路経年化率においては、管路等耐震化事業において法定耐用年数未経過分も含めた耐震化を行っている結果、有形固定資産減価償却率および管路更新率に反して増加している。財源確保や経営状況への影響を考慮しながら管路耐震化と合わせて管路の老朽化対策を実施する必要がある。

全体総括

収入の大部分を占める給水収益の増加は、給水人口の減小や節水機器の普及等により見込めない中で、老朽化した水道施設の更新や耐震化などの整備が急務である。平成31年2月に策定した土佐市水道事業経営戦略の基本理念を実現するために、適正な水道料金収入の確保や企業債発行額の抑制により経営の健全化を保持しつつ水道施設・基幹管路の耐震化等に取り組む必要がある。

類似団体【A6】

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