地域において担っている役割
当院は、高度な専門医療と救急医療を中心とした急性期病院として地域の中核病院の役割を担い、住民に安心・安全な医療提供体制を確保し、地域医療に貢献していくことを目指しています。
経営の健全性・効率性について
令和2年度は、新型コロナウイルス感染症拡大による病床利用率の低下や、外来者数の減等により、医業収支比率は昨年度を下回りましたが、経常収支比率は補助金や市からのコロナ支援金により大幅に上昇しており、総収支については4か年連続で黒字を確保しています。また、令和2年度末の累積欠損金は、総収支の黒字分が減少し、およそ3億1千万円という状況です。
老朽化の状況について
当院は、現有施設が既に築26年を経過し、老朽化・狭隘化など多くの問題点や課題を抱えていますが、再編ネットワーク化や経営形態の見直しについての検討半ばであるため、良質な医療提供体制確保への最低限の投資にとどめている状況です。
全体総括
平成29年3月に策定した改革プランに基づき、更なる経営改善を図るとともに、継続して安心安全な医療提供体制を確保するために、再編ネットワーク化や経営形態の見直しについての検討を継続します。