板倉町:公共下水道

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経営比較分析表(2014年度)

経営の健全性・効率性について

経常収支比率は99%程度であり収入により支出を概ねまかなっている。しかし、初期建設費用の償還金が大きく一般会計からの繰入金でまかなっている状況。経費回収率では、支出については例年通りであり大きな変動はなく、使用料収入については年々微増している状況であることから同率が微増している。平均的な値ではあるが、7割がまかなえている程度であり、数年はこの状況が続くと思われる。汚水処理原価は平均値より2割弱高く、施設利用率は平均値を大きく下回っている状況であるが、これらは、処理区域の変更による処理施設運転経費の高コスト化や未利用施設が多いことが主な要因と考えている。水洗化率については、100%であり平均値を上回っている。この理由は県企業局が分譲する板倉ニュータウン区域のみを処理区域としているためである。当下水道事業については、板倉ニュータウンの分譲の進捗によるものが大きい。また、処理施設などの経費の削減や今後の施設更新、未利用施設の検討などが課題と考えている。

老朽化の状況について

施設の供用開始から18年経過している。管渠施設としては経過年数も短いことから管渠施設については、大きな修繕などは発生していない。処理施設については、機器の修繕が増えてきているため施設の更新(長寿命化)を検討していく必要があると考えている。

全体総括

当町の現在の下水道事業区域は、板倉ニュータウン区域のみであり、群馬県企業局の分譲の進捗に依存する部分が大きい。経営の健全化のため処理費用の削減などに努めているが、公債費の割合が大きく限界がある。管渠施設については経過年数が標準耐用年数(50年)の半数以下であり、現状では更新は必要ないと考えている。また、処理施設については、機器の修繕が増加している。更新時期にきているため、長寿命化事業による計画的な更新を検討していく必要がある。下水道事業計画の見直しにあわせこれらの課題に取り組む必要があると考えている。

類似団体【Cd2】

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