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財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
長引く景気低迷による個人・法人関係税の減収などから、横這いの状況が続いている。事務事業の見直しによる投資的経費等を抑制するなど、歳出抑制を進めるとともに、税収の向上対策など、歳入の確保に努める。
経常収支比率は前年度と比較し1.2ポイント増加し、類似団体平均値を上回った。依然として高い水準で推移しており、引き続き事務事業の見直しを進め、経常経費の縮減と自主財源の確保を図り、健全な財政運営に努める。
人件費については、職員の基本給5%カットを引き続き行なっている。物件費については、住宅等の除染業務委託が減少したことにより、前年度対比で2,668,959千円(68.1%)の減少になっており、類似団体平均値に近付いている。しかし、依然として類似団体平均値より上回っている現状にある。今後も、除染業務委託が縮小するに伴い、減少する見込みである。
災害公営住宅県代行整備に係る支払金や、一部事務組合の起した地方債償還に伴う負担金の増により、前年度と比較し0.6ポイント増加した。今後数年の見通しとしては、災害公営住宅県代行整備に係る支払いが完了することなどにより、単年度実質公債費比率は10%前後で推移すると考えられる。
退職手当組合積立額の増や、既設定の債務負担行為に係る支出が着実に進展したことにより、前年度と比較し5.6ポイント減少した。今後数年の見通しとしては、平成32年度に新庁舎建設完成が予定されており、これに伴う地方債借入れや、充当可能基金の取崩しなどにより、将来負担比率は上昇していくと考えられる。
職員の基本給5%独自カットを引き続き実施しており、前年度対比で0.6ポイント増加している。東日本大震災以降、復旧復興事業により事務が増加している現状にあるが、今後も職員定数の適正化に努めていく。
前年度対比で横這いであり、類似団体平均値より0.9ポイント上回っている現状にある。福祉行政は住民からの多くの要望があるため、今後もサービスを維持するとともに、歳入の確保に努める。
前年度対比0.4ポイント増加し、依然として類似団体平均値より上回っている状況にある。その主な要因としては、維持補修費であり、前年度対比20,715千円(33.8%)の増加になっている。引き続き計画的に修繕を進め、維持補修費の抑制に努める。
前年度対比1.2ポイント減少したが、類似団体平均値より4.2ポイント下回っている。引き続き、実施事業に合せた補助金の見直しや廃止を行い、適正な交付を行っていく。
前年度対比で0.6ポイント増加し、類似団体平均値より4.4ポイント下回っており、適正な比率であると思われる。事業の必要性や妥当性を適切に判断し、起債に頼らない財政運営に努める。
公債費以外の経常経費が類似団体平均値を上回る要因としては、繰出金、物件費、補助費の経常収支比率が高いことが上げられる。今後も、経費の削減・合理化により、効率的な財政運営に努める。
実質公債費比率及び将来負担比率は年々低下傾向にあるが、今後、庁舎建設が予定しており上昇に転じることが予想される。急激な上昇にならないよう健全な財政運営に努めていく。
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