地方独立行政法人秋田県立病院機構：リハビリテーション・精神医療センター

地域において担っている役割

【精神科救急の全県拠点病院】秋田県精神科救急医療体制整備事業で位置づけられた精神科救急の全県拠点病院として、救急患者の受け入れを行っている。また、秋田周辺及び由利本荘・にかほ精神科救急医療圏の輪番制当番病院として、当番の受け入れ回数を増やすなどにより、地域における精神科救急病院としての役割を強化している。

経営の健全性・効率性について

○経常収支比率建物附属設備の減価償却が終了したH25年度から100％を越えている。○医業収支比率不採算部門を抱えている精神科救急の全県拠点病院の特徴による。○累積欠損金比率平成25年度以降は当期純利益を計上しており、圧縮傾向にある。○病床利用率効率的なベッドコントロールにより、前年度値や平均値よりも上回っている。○入院患者１人１日当たり収益収益性の低い維持期リハビリテーション等を提供していることから平均値を下回っている。○材料費対医業収益率リハビリテーションや精神医療を専門としている施設であり、平均値を大きく下回っている。

老朽化の状況について

○有形固定資産減価償却率、器械備品減価償却率年々増加傾向にあり、かつ平均値を上回っていることから、今後計画的に設備や医療機器等の更新を行っていく必要がある。○１床当たり有形固定資産固定資産への投資は適切に行われていることから、平均値を下回っている。

全体総括

平成28年度決算においては192,205千円の経常利益を計上した。今後も引き続き収益増加と費用圧縮に努めていく。