小坂町:公共下水道

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2015年度)

経営の健全性・効率性について

・収益的収支比率に関しては、処理区域の拡大により使用者数・料金収入が増加し平成22年度に比較し6%程伸びてはいるが、処理区域の未加入者が多く横ばい状態となっている。・企業債残高対事業規模比率に関しては、平成25年~26年度に類似団体に比べ良好となっている。これは高利率企業債の繰上償還、料金収入の増加が要因となっている。平成27年度以降は、平成32年度の事業完了まで、下水道管渠工事が継続するため増加する状況となっている。・経費回収率に関しては、類似団体に比べて適正となっているが、汚水処理に係る費用が使用料のみで賄えなく、繰入金で補填している状況となっている。・汚水処理原価に関しては、類似団体とほぼ同様となっているが、全国平均に対してまだ高額となっているため、汚水処理費の削減に努める必要がある。・水洗化率に関しては、類似団体と同等となってきている。処理区域の拡大により加入者が増加してきているものの、高齢者世帯等加入するための費用負担が困難な世帯などもあり、未加入者がまだ多い状況となっている。

老朽化の状況について

・町の下水道事業は、平成8年度から工事が始まり、平成10年度から供用開始された。布設した下水管延長28㎞、耐用年数50年汚水ポンプ6基、耐用年数15年・汚水ポンプに関しては、耐用年数時に随時更新、下水管渠に関しては、対応年数に至っていないため、管渠更新計画を作成し、計画的な老朽管更新を実施していく事とする。

全体総括

・町の下水道事業は、平成8年度工事開始、平成10年度供用開始、平成27年度末で供用面積130.5ha、接続戸数885戸、下水管延長28㎞、汚水処理に関しては鹿角市との共同処理をしている。本事業は、平成32年度まで建設改良事業(下水道管渠布設事業)が続き、企業債のピークは平成34年度となる見通しとなっている。課題として、高齢者世帯等、加入するための費用負担が困難な世帯が多いことから、融資斡旋等、加入促進を図ると共に、維持管理費の削減に努め、必要に応じて、財源や需要額の将来予測をふまえた料金体系の検討が必要となる。なお、本会計は平成32年度に法適化し、経営状況の明確化、経営の弾力化、経営意識の向上、資産の有効活用を図る。

類似団体【Cd2】

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