弟子屈町:公共下水道

地方公共団体

北海道 >>> 弟子屈町

地方公営企業の一覧


収集されたデータの年度

2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度

経営比較分析表(2015年度)

経営の健全性・効率性について

経営の健全性を示す各指標は全国の類似団体と比べると悪い水準を示しております。その主な要因として費用の多さが挙げられ、その費用の大半を占めるのが、下水道建設費用の借入に対する元利償還金です。償還金については、償還額のピークは過ぎており5年後には現在の60%ほど、10年後には30%ほどに減少する見込みですが、現状の起債償還財源に関しては一般会計からの繰入に依存している状況で、事業費に対する償還額を示す指標も一般会計からの繰入により半分近くまで抑えられている現状です。この事から償還が進むことで徐々に経営の健全性は改善していくと考えられますが、それも一般会計からの繰入に依存している状況なので、より一層の経営安定の為に有収水量の向上と維持管理経費の削減に努めます。効率性については、汚水処理原価と施設の利用率がともに高い水準になっておりますが、処理原価については借入の償還費用も含むので高い数値となっております。また、施設利用率については100%となっており、余剰の能力が少ない事を勘案すると、現在の事業状況に対し適正な施設規模か若干小さい規模であるといえますので、今後は人口減少による処理量の減少や、経営改善の観点から見た設備投資を検討し、適正な設備規模を維持できるよう検討していく必要があります。

老朽化の状況について

管渠の耐用年数は通常50年となっており、当町の下水道事業は平成11年度から開始されているので老朽管にあたる管渠は無いため、当面の間、管渠の老朽化については問題ないと考えております。しかし、管渠に限らず下水道施設に範囲を広げると、処理場の汚水処理設備が使用開始から15年以上経過しており、近年設備の故障が多発しています。今後は長寿命化計画に沿い適宜装置の改修更新を進めて、引き続き汚水の適正に処理に努めたい。

全体総括

現在の経営状況は、全国の類似団体との比較において経営状況が悪い傾向にあります。今後は、企業債の減少に伴い経営状況は徐々に改善に向かうと思われますが、当面は一般会計からの繰入に依存している状況が続きます。経営の安定化に向けては営業収益を増やし経費を減らす必要があり、今後考えられる人口減少の中、水洗化率の向上や使用料収入の増加に向けての対策をとる必要があります。老朽化については、汚水処理装置が更新の時期に差し掛かってきておりますが、長寿命化事業などにより更新費用を平準化するなどして、経営の安定化を図る必要があります。

類似団体【Cd2】

夕張市 美唄市 芦別市 赤平市 三笠市 歌志内市 森町 長万部町 長沼町 栗山町 新十津川町 上川町 美瑛町 上富良野町 下川町 美深町 浜頓別町 枝幸町 興部町 雄武町 大空町 洞爺湖町 むかわ町 浦河町 新得町 清水町 大樹町 広尾町 本別町 浦幌町 厚岸町 標茶町 弟子屈町 白糠町 鶴田町 六戸町 おいらせ町 大船渡市 遠野市 陸前高田市 二戸市 雫石町 金ケ崎町 平泉町 大槌町 山田町 村田町 丸森町 大和町 加美町 涌谷町 北秋田市 仙北市 小坂町 五城目町 八郎潟町 美郷町 村山市 長井市 最上町 高畠町 川西町 小国町 白鷹町 庄内町 遊佐町 猪苗代町 西郷村 那珂市 稲敷市 行方市 小美玉市 城里町 境町 ひたちなか・東海広域事務組合 益子町 甘楽町 板倉町 寄居町 阿賀野市 佐渡市 南魚沼市 聖籠町 阿賀町 湯沢町 砺波市 南砺市 珠洲市 羽咋市 かほく市 志賀町 穴水町 美浜町 高浜町 山梨市 韮崎市 甲州市 身延町 忍野村 山中湖村 富士河口湖町 駒ヶ根市 大町市 飯山市 東御市 軽井沢町 御代田町 富士見町 辰野町 箕輪町 飯島町 南箕輪村 中川村 高森町 木曽町 白馬村 坂城町 信濃町 南佐久環境衛生組合 下呂市 海津市 関ケ原町 坂祝町 川辺町 八百津町 御嵩町 御前崎市 小山町 いなべ市 高島市 米原市 日野町 多賀町 西脇市 加西市 養父市 朝来市 淡路市 宍粟市 加東市 多可町 播磨高原広域事務組合(事業会計分) 明日香村 吉野町 白浜町 岩美町 雲南市 奥出雲町 新見市 美作市 和気町 早島町 矢掛町 吉備中央町 庄原市 江田島市 北広島町 美祢市 吉野川市 善通寺市 多度津町 久万高原町 豊前市 吉野ヶ里町 壱岐市 阿蘇市 豊後高田市 国東市 西都市 出水市 南九州市 和泊町 知名町 北中城村