長崎県病院企業団:対馬病院

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地方公営企業の一覧


収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2018年度)

地域において担っている役割

対馬医療圏の中核病院として救急・小児・周産期・災害・精神医療を提供するほか、24時間体制の島民医療の確保、心臓カテーテル療法や脳梗塞血栓溶解療法、がん医療の向上、外科・整形外科手術の向上など、地域完結型の医療の提供に努めている。

経営の健全性・効率性について

平成27年5月の開院より4年目を迎えたが①経常収支比率、②医業収支比率ともに依然厳しい状況である。④病床利用率は平均的な数値を示しているが地域の実情に適した病棟の再編を進めている。⑤入院患者⑥外来患者1人1日当たり収益については、入院収益はやや改善したものの依然平均を下回る状況にあり更なる増収対策が必要である。⑦職員給与費⑧材料費対医業収益比率においては平均を上回っている状況にあるが、材料費については削減効果が徐々に表れている。

老朽化の状況について

①有形固定資産②器械備品減価償却率は新築から4年目ということもあり平均を下回っているが器械備品については更新の検討が必要な時期が迫っている。しかし③1床当たり有形固定資産の割合が依然高い状況にあり、更新に当たっては過度な投資を避け適正な器機の整備、施設の改修を行いたい。

全体総括

対馬市の人口は、令和元年12月末で30,379人(広報つしまより)、開院した平成27年末の32,519人から2,140人減少しており、今後も外来・入院患者の過度な増加は見込めないものと思われる。一方で平成30年度の国保動向調査における患者の島外流出は依然高い状況にあり流出の抑制による増収効果は高い。今後は更なる医療体制の充実による地域完結型の医療の提供と併せて中核病院として医療と介護・福祉の連携強化、地域包括ケアシステム充実のために地域に根差した病院づくりを目指す。

類似団体【4】

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