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📅2023年度 📅2022年度 📅2021年度 📅2020年度 📅2019年度 📅2018年度 📅2017年度 📅2016年度
地域において担っている役割民間医療機関の立地が困難な過疎地にありながら、災害拠点病院、市内唯一の救急告示病院として救急患者を受け入れ、地域の中核病院としての役割を担い、急性期医療のほか、在宅復帰を促進するための地域包括ケア病棟及び地域で不足している回復期リハビリテーション病棟を有し、幅広く地域に根差した医療を提供している。 |
経常収支比率医業収支比率累積欠損金比率病床利用率入院患者1人1日当たり収益外来患者1人1日当たり収益職員給与費対医業収益比率材料費対医業収益比率 |
経営の健全性・効率性について令和5年度の経常収支比率は91.1%で、赤字が続いている。その結果、累積欠損金比率は前年度より5.9%上昇し174.6%となった。これは、類似病院平均値(以下、平均値という。)の121.9%と比べ、大幅に高い比率であり、非常に厳しい経営状況が続いている。医業収支比率、修正医業収支比率は、それぞれ82.2%、73.7%で、医業収支比率は前年度より4.2%改善したが、修正医業収支比率は1.0%悪化した。これは、救急医療体制の維持に係る一般会計からの繰入金を増額したためである。入院患者1人1日当たり収益は加算算定率の向上等により前年度と比べ439円増加したが、医業収益は新型コロナウイルス感染症に係る入院患者数の減や12月末の総合診療科医師の退職などが影響し、入院収益は前年度比で30,315千円(1.7%)の減となった。外来収益は発熱外来患者の大幅な減少により前年度比で60,312千円(5.8%)の減となった。病床利用率は59.3%で前年度より0.1%の減であり、病床利用率の低迷が続いている。この病床利用率は休床している精神科病棟分を含むものであるが、稼働病床だけで見ても69.1%であり、70%を下回った。 |
有形固定資産減価償却率器械備品減価償却率1床当たり有形固定資産 |
老朽化の状況について現在の病院は、平成29年2月に新病院が完成し(開院は4月)、有形固定資産減価償却率は全国平均・類似病院平均値(以下、平均値という。)を下回っている。器械備品減価償却率については、65.5%で、前年度の83.7%から大幅に減少した。これは、病院情報システムを更新したためである。1床当たり有形固定資産は、前年度より約36万円減少し、平均値をわずかに下回ったが、経常収益の改善と合わせ、今後も適切な更新投資を行っていく。 |
全体総括令和5年度は、事業収益が3,654,943千円となり前年度より68,912千円の減となった。新型コロナウイルス感染症関係補助金の終了による影響が大きい。一方事業費用は、コロナ対応に伴う危険手当の廃止などによる職員給与費の減や減価償却費の減などにより、前年度より41,907千円減の3,999,822千円となった。その結果、純利益は△344,879千円で、前年度より27,005千円悪化した。一般会計からの繰入も過去最大となり、経営強化プランの着実な実行が求められる。 |
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