地方独立行政法人桑名市総合医療センター：桑名西医療センター

地域において担っている役割

当法人は平成21年10月に地方独立行政法人化し、平成24年4月より桑名東･西･南医療センターの3センター体制にて運営を行っていたが平成30年4月に新病院が開院し3センターが集約され、5月より診療が開始された。桑名西医療センターは30年4月末にて閉院となったが、旧市民病院としての役割を継承し、病院群輪番制病院として二次救急医療対応を担い、地域の医療機関と連携を行いながら医療の提供を行っていた。

経営の健全性・効率性について

3センターが集約された事から4月のみの診療である。4月のみの診療のため累積欠損比率が極端に高くなっている。経常収支比率、医業収支比率、病床利用率は5月の集約にむけて入院患者の受入れを調整したため低くなっている。それに加え移転に向けての準備等などで時間外勤務等が増加したことから職員給与体医業収益比率は高くなった。また、材料費対医業収益比率については新病院に配置する薬剤を一部払い出したため増加となった。

老朽化の状況について

4月のみの診療であるため新病院にて計上

全体総括

新病院移転直前であったため入院患者受入の調整により収益が減少する一方移転準備のため人件費や材料費等費用は増加傾向となった。