地域において担っている役割
急性期及び回復期病床の機能を担い、急性期の患者の早期安定化と在宅療養に向けた医療を提供する。
経営の健全性・効率性について
平成26年度に着工した病院改築の影響もあり、経常収支比率及び医業収支比率とも類似病院平均との乖離が続いている。また、令和2年度以降、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、従前よりも病床利用率が低くなっている。今後も地域の医療機関と連携し、医療体制の確保に取り組みつつ、一層の効率的な運営が求められる状況にある。(各指標の類似病院平均との比較等)①経常収支比率:数値が低い②医業収支比率:数値が低い③累積欠損金比率:数値が低いが上昇傾向④病床利用率:同水準⑤入院患者1人1日当たり収益:数値が低い⑥外来患者1人1日当たり収益:数値が低い⑦職員給与費対医業収益比率:数値が高い⑧材料費対医業収益比率:数値が高い
老朽化の状況について
平成26年度に着工、平成28年度の新外来棟の供用を経て、令和2年9月に新病棟の供用を開始したことから老朽化が解消された。(各指標の類似病院平均との比較等)①有形固定資産減価償却率:数値が低い②器械備品減価償却率:数値が低い③1床当たり有形固定資産:数値が高い
全体総括
患者数の減少や医師の不足・偏在など厳しい医療環境が続く中、県立病院が今後も果たすべき役割を担っていくために、経営改善により経営基盤の安定を図るとともに、県立病院の具体的な役割・あり方や機能・規模について検討していく。