施設及び業務概要等
| 基本情報 | |||
|---|---|---|---|
| 都道府県 | 奈良県 | 経営主体 | 南和広域医療企業団 |
| 病院名 | 南奈良総合医療センター | 法適用区分 | 条例全部 |
| 業種名・事業名 | 病院事業 | 病院区分 一般病院、結核病院、精神科病院の別です。 | 一般病院 |
類似区分 一般病院のみ病床数により区分します。結核病院と精神科病院は、病院区分と同じ値が入力されます。 | 200床以上300床未満 | 管理者の情報 管理者を設置している場合に、当該管理者の職歴を記載する項目です。 | 管理者非設置 |
経営形態 直営又は指定管理者制度導入の別です。 | 診療科数 標榜している診療科目数です。 | 27科 | |
DPC対象病院 診断群分類別包括評価制度(Diagnosis Procedure Combination)の対象であるかを示します。総務省「経営比較分析表の基本情報」では「DPC対象の有無」と定義されています。 | 特殊診療機能 総務省様式で、実施している項目を示します。 | 人間ドック、人工透析、運動機能訓練室 | |
指定病院の状況 総務省様式で、指定されている項目を示します。 | 救急告示病院、臨床研修病院、感染症指定医療機関、へき地医療拠点病院、災害拠点病院、地域医療支援病院、病院群輪番制病院 | 人口 当該地方公共団体の当該年度中1月1日現在の住民基本台帳人口です。 | |
| 施設概要 | |||
建物面積 病院施設の延面積です。 | 22,396m² | 不採算地区病院 不採算地区病院該当の有無です。 | 非該当 |
不採算地区中核病院 不採算地区中核病院該当の有無です。 | 第2種該当 | 看護配置 病棟単位で届け出られている入院基本料の施設基準に係る看護配置です。経過措置により新たな届出を要しないものを含みます。 | 10:1 |
許可病床(一般) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数のうち、一般病床です。 | 228床 | 許可病床(療養) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数のうち、療養病床です。 | 0床 |
許可病床(結核) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数のうち、結核病床です。 | 0床 | 許可病床(精神) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数のうち、精神病床です。 | 0床 |
許可病床(感染症) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数のうち、感染症病床です。 | 4床 | 許可病床(合計) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数の合計です。 | 232床 |
最大使用病床(一般) 病床機能報告制度で報告した最大使用病床数と同じ考え方で計算した、当該年度における一般病床の最大使用病床数です。 | 226床 | 最大使用病床(療養) 病床機能報告制度で報告した最大使用病床数と同じ考え方で計算した、当該年度における療養病床の最大使用病床数です。 | 0床 |
最大使用病床(施設全体) 病床機能報告制度で報告した最大使用病床数と同じ考え方で計算した、当該年度における施設全体の最大使用病床数です。 | 226床 | ||
| 業務概要 | |||
| 入院診療日数 | 365日 | 年延入院患者数 毎日24時現在の在院患者数と、当日の退院患者数を加えた人数の年度合計です。 | 83,026人 |
| 外来診療日数 | 243日 | 年延外来患者数 | 171,468人 |
| 職員数 | 498人 | ||
注:施設・病床・患者数・指定状況は、e-Stat「地方公営企業決算状況調査」の病院別データを基本とした。項目構成と用語の定義は、総務省「経営比較分析表の基本情報」及び「経営指標の概要(病院事業)」に準拠している。点線の下線がある用語を選択すると定義を表示する。
地域において担っている役割
南和保健医療圏における唯一の救急告示病院としての救急医療、小児救急医療を担うとともに、地域の中核病院として消化器疾患、糖尿病、外傷・運動器疾患等の専門医療を提供している。また、災害時に対応する医療、在宅への連携を見据えた高齢者医療、へき地医療を継続しつつ、新興感染症等の健康危機管理においても地域を主導する体制を維持している。加えて、今後も南和の医療提供体制を維持していくべく「教育・人材育成拠点」としての役割を担っている。隣接する看護専門学校を通じた看護師の養成・確保に加え、臨床研修病院として若手医師や多職種の育成に注力し、南和のニーズに応える質の高い医療人材を安定的に供給している。さらに、新型コロナウイルス感染症への対応経験を基盤とし、新興感染症の発生時においても迅速かつ安定的に対応できる高度な感染症診療体制を維持しており、地域全体の健康危機管理を主導する責務を果たしている。
経営の健全性・効率性について
当院は、南和保健医療圏内の公立3病院の病院機能を再編し、平成28年度より救急・急性期医療の拠点として機能を強化してきた。その結果、徹底した収支管理と効率的な人員配置により、極めて健全な経営基盤を維持するに至っている。令和6年度は、病床利用率が98.0%と極めて高い水準に到達し、地域医療の要としての役割を十全に果たしている。経営面においては、物価高騰や人件費増により全国の公立病院平均の経常収支比率が90.7%と大きく落ち込む中、当院は100.3%と黒字基盤を堅持した。こうした長年にわたる健全経営が評価され、本年度、「自治体病院経営健全化に係る総務大臣表彰」を受賞した。特筆すべきは、24時間体制の救急受け入れや不採算部門の維持といった公立総合病院としての使命を果たしながら、5年連続の黒字を達成した点である。様々な診療科を備える総合病院としての選出は全国唯一であり、当院の経営管理体制は全国的にも極めて稀有な成功例として評価されている。この安定経営を支えているのは、医業収支比率91.5%(全国平均79.8%)に象徴される高い収益力と、職員給与費比率55.0%(全国平均65.6%)という徹底した効率化の追求にある。今後も全国の公立病院のモデルケースとなるべく、安定的な経営基盤を背景とした質の高い高度医療の提供と、持続可能な地域医療提供体制の構築を両立させていく。
医業費用及び医業外費用に対する、医業収益及び医業外収益の割合で、通常の病院活動による収益状況を示します。算出式は「経常収益 ÷ 経常費用 × 100」です。
類似団体内順位5位/ 82団体
病院の本業である医業活動から生じる医業費用に対する医業収益の割合です。公営企業の算出式は「医業収益 ÷ 医業費用 × 100」です。
類似団体内順位5位/ 82団体
医業費用に対する修正医業収益の割合です。公営企業の算出式は「(入院収益+外来収益+他会計負担金を除くその他医業収益)÷ 医業費用 × 100」です。
類似団体内順位6位/ 82団体
病院施設が有効に活用されているかを判断する指標です。算出式は「年延入院患者数 ÷ 年延病床数 × 100」です。
類似団体内順位1位/ 82団体
入院患者への診療及び療養に係る収益について、入院患者1人1日当たりの平均単価を示します。算出式は「入院収益 ÷ 年延入院患者数 × 1,000」です。
類似団体内順位38位/ 82団体
外来患者への診療及び療養に係る収益について、外来患者1人1日当たりの平均単価を示します。算出式は「外来収益 ÷ 年延外来患者数 × 1,000」です。
類似団体内順位27位/ 82団体
医業収益の中で職員給与費が占める割合です。算出式は「職員給与費 ÷ 医業収益(営業収益)× 100」です。
類似団体内順位7位/ 82団体
医業収益の中で材料費が占める割合です。算出式は「材料費 ÷ 医業収益(営業収益)× 100」です。
類似団体内順位58位/ 82団体
医業収益に対する累積欠損金の状況を示します。公営企業の算出式は「累積欠損金(当年度未処理欠損金)÷ 事業の規模(医業収益)× 100」です。
類似団体内順位1位/ 82団体
老朽化の状況について
建物および設備については、開院から約10年が経過し、計画的な維持修繕により概ね良好な状態を維持している。令和5年度には電子カルテシステムを含む医療情報システムおよび関連機器の全面更新を完了し、旧システム機器の除却を行った。これにより、器械備品減価償却率は61.3%(令和6年度)と大幅に低下しており、最新のICT基盤への刷新が図られている。また、医療圏内の公立3病院の再編に伴い、急性期や救急病院として最新の施設整備を行った経緯から1床当たりの有形固定資産(約6,341万円)は引き続き全国平均より高い水準にある。これは当院が圏域の基幹病院として、常に高機能な医療環境を維持している証左である。今後は、これらの初期投資を最大限に活用し、高い病床利用率を通じた収益確保と、徹底したコスト管理を継続する。健全な財務基盤を背景に、さらなる老朽化対策や医療機器の計画的更新を進め、持続可能な医療提供体制を堅持していく。
償却対象となる有形固定資産の減価償却がどの程度進んでいるかを示し、資産の老朽化度合いを表します。算出式は「有形固定資産減価償却累計額 ÷ 償却対象資産の帳簿価格 × 100」です。
類似団体内順位23位/ 82団体
有形固定資産のうち医療器械備品の減価償却がどの程度進んでいるかを示し、資産の老朽化度合いを表します。算出式は「器械備品減価償却累計額 ÷ 器械備品の帳簿原価 × 100」です。
類似団体内順位12位/ 82団体
1床当たりの有形固定資産の保有状況を示します。算出式は「償却対象となる有形固定資産の帳簿原価 ÷ 年度末病床数(合計)× 1,000」です。
類似団体内順位62位/ 82団体
全体総括
南和保健医療圏内の公立3病院を1つの救急病院(急性期)と2つの地域医療センター(回復期・慢性期)に再編し、平成28年度から運用を開始した。「南和の医療は南和で守る」という基本理念のもと、圏域における安心安全の医療体制を将来にわたって持続的に確保するため、南和広域医療企業団中期計画に基づき、経営基盤の強化と医療機能の充実に努めてきた。令和6年度は、企業団の強みである救急受け入れ体制を軸に、地域医療連携の強化や適正な在院日数の管理(3期の短縮)による病床回転率の向上を図った結果、病床利用率98.0%という極めて高い水準を達成した。この高度な稼働維持と徹底したコスト管理の両立が、物価高騰や人件費増といった厳しい外部環境を跳ね返し、総合病院として全国唯一となる「総務大臣表彰」の受賞(5年連続黒字達成)という、再編以来最大の成果へと繋がった。今後は、最新のICT基盤や既存資産を最大限に活用し、計画的な老朽化対策を推進していく。全国の公立病院のモデルケースとして、持続可能な健全経営と質の高い急性期医療を両立させ、圏域全体の地域医療の発展に寄与していく。
経営状況
収支構造
総務省「病院事業決算概況」の損益計算書に基づき、総収益を医業収益、医業外収益、特別利益に分け、入院・外来収益、他会計負担金、補助金、長期前受金戻入などの内訳を示しています。
総額89.4億円
収益区分ごとに、横幅を類似病院の平均構成比、高さを当該病院と類似病院平均との差(ポイント)として描くスカイライン図です。0より上は平均を上回り、下は平均を下回ります。
総務省「病院事業決算概況」の損益計算書と「費用構成表」に基づき、職員給与費、薬品費、その他医療材料費、減価償却費、光熱水費、修繕費、委託料、支払利息などの内訳を示しています。
総額89.1億円
費用区分ごとに、横幅を類似病院の平均構成比、高さを当該病院と類似病院平均との差(ポイント)として描くスカイライン図です。0より上は平均を上回り、下は平均を下回ります。
医業損益、医業外損益、経常損益、特別損益、純損益の関係です。各損益は収益から対応する費用を差し引き、利益を正、損失を負で示します。
注記:類似病院平均は同年度・同一類似区分の有効データによる独自集計。
利用状況
職員配置・給与の状況
100床当たり常勤職員数
平均給与月額
注記:用いた表:e-Stat「地方公営企業決算状況調査」表25・66(職種別給与)、表27・67(経営分析)。