熊本県荒尾市:荒尾市立有明医療センターの経営状況(最新・2024年度)
熊本県荒尾市が所管する病院事業「荒尾市立有明医療センター」について、2024年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
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経営比較分析表(2024年度)
地域において担っている役割
当院は荒尾市の唯一の急性期病院として、また有明地域の中核病院として地域完結型の医療を目指しています。県北唯一の国指定「地域がん診療連携拠点病院」を始め、「脳卒中急性期拠点病院」「急性心筋梗塞拠点病院」「感染症指定医療機関」などの指定を受けており、また、救急医療に積極的に取り組み、365日24時間体制で診療を行い、夜間の緊急手術や緊急カテーテル治療にも対応しています。新病院開院と同時に歯科口腔外科を新設し、また全国でも稀な周産期医療体制を整え、令和6年4月には、高齢化が著しい有明医療圏において、肺がん、肺炎、その他の呼吸器疾患への対応を拡充するために、呼吸器内科の常勤医師を招聘するなど、医療の充実に努めています。屋上にはヘリポートを有した建屋で最新の免振装置を備えています。また、災害拠点病院の指定も受けており、災害医療を行う医療機関等を支援する機能、災害派遣医療チームを有しています。
経営の健全性・効率性について
①②③経常収支比率は、人件費の増加、物価上昇による材料費、委託料等の諸経費の増加のほか、建物消費税一括償却による一時的な費用の増加もあり、類似病院平均値を下回りましたが、医業収支比率、修正医業収支比率は上回っています。④⑥病床利用率、外来患者1人1日あたり収益は類似病院平均値を大きく上回っています。今後も高い利用率の中で良質な医療を継続して提供し続けなければと考えています。⑤入院単価に関しては、類似病院平均値は下回っていますが、増加傾向であり、更なる取り組みで向上させていきたいと考えています。⑦職員給与比率は、全国平均は上回っていますが、類似病院平均値は下回っています。人事院勧告に準じ、適切な対応を行っていきます。⑧材料費比率は、病院区分が機能(高度急性期、急性期、慢性期)によるものであり、物価上昇の影響や高額薬剤等が必要な治療の増加によるものと考えます。⑨累積欠損金比率は、人件費、物価の高騰が著しく、収入では診療報酬が抑制されており、支出の伸びに追いついていない状況です。
老朽化の状況について
当院は、令和5年10月に新病院新築移転、旧病院の解体、令和6年12月に駐車場の整備等を行い、グランドオープンを迎えました。オープンに伴い、建物のほか、多額な設備投資も行っていることから、有形固定資産減価償却率、器械備品減価償却率は類似病院平均値を大きく下回っています。また、1床当たり有形資産も類似病院平均値や全国平均を大きく上回っています。今後も、必要な設備投資の新規購入や更新など適切に対応していきたいと考えています。
全体総括
当院の令和6年度の経営状況は類似病院と比較して総合的に判断しますと、厳しい状況にあると考えます。新病院効果もあり、入院患者数及び外来患者数も前年度を大きく上回り、医業収益も前年度比930百万円増加したものの、人件費の増加や物価高騰による費用の増加で医業費用は1,352百万円増加したことから、2年連続の赤字決算となりました。令和4年度に作成した第三期中期経営計画(令和4年度から9年度)について、病院を取り巻く環境が当時と劇的に変化しており、当初の収支計画との著しい乖離が生じていたことから、令和7年度に実態に沿って見直しを行い、計画を改正しました。今後はこの第三期中期経営計画を基に地域完結型医療体制を維持し、収益の確保と費用の見直しを行い、経営健全化に努めていきます。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
荒尾市立有明医療センターの2024年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の荒尾市リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。