経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率について平均値よりも▲11.38、前年度と比べても▲2.96となっており、更なる経費の削減と財源の確保が求められている。④企業債残高対給水収益比率について平均値よりも+211.78であるが、平成28年度の導水管布設替え工事以降、大規模な工事を行っていないため、今後の施設更新を計画的に実施する必要がある。⑤料金回収率について平均値よりも▲3.43とほぼ同等ではあるが、給水収益以外の収入で賄う割合が多いため、適切な料金収入の確保が課題となっている。⑥給水原価について平均値よりも198.15円高くなっており、維持管理費の削減を行う必要がある。⑦施設利用率について平均値よりも▲27.09となっているが、季節による変動が原因だと考えられる。⑧有収率について平均値より+18.76であり、過去5年の平均が90.53であることから、施設の稼働状況が収益に反映されている。
老朽化の状況について
③管路更新率について平成28年度の導水管布設工事以降、実施しておらず、今後の計画的な更新が課題となっている。
全体総括
利用者の減による収益の減少や施設の老朽化による維持管理費の増大など課題が山積している。今後は施設の定期的な点検、管路の更新等、計画的に実施する必要がある。