2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度
財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
自主財源の多寡を示す財政力指数は0.37と、平成24年度から僅かながらも上昇傾向で推移している。青森県平均を上回っているものの、全国平均及び類似団体内平均値との比較では平均を下回っている。これは、主要な自主財源である町税の収入全体における割合が他団体と比較して低いためであると考えられる。人口減に伴い、今後税収入は減少傾向となる見込みである。さらに、新型コロナウイルス感染症による経済活動の低迷による影響も懸念される。今後は、町の魅力発信によるふるさと納税収入額の増、移住・定住事業による労働力人口の確保及びコンビニエンスストアでの町税納付等、収納率向上対策による税収入額の増に努め、財政基盤の強化を図る。
交付税措置される過疎債及び合併特例債が適用されないこと等により、慢性的に普通交付税が類似団体と比較して少ないこと、町税の収入が少ないこと等に伴い、経常的な一般財源の歳入が慢性的に不足しているため、経常経費削減に努めているにも関わらず、経常収支比率は類似団体内平均値を上回る傾向となっており、財政構造の硬直化の要因となっている。平成28年度から主に物件費が増加し、3年連続で経常収支比率が増加しているが、令和2年度においては、経常的な歳入である地方消費税交付金及び地方交付税の大幅な増加等の影響もあり、経常収支比率が大幅に減少した。また、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、事業縮小により一時的に経常経費が減少したことも影響している。普通交付税の増額は一時的であり、町税等の大きな収入増は見込めないことから、今後も地方債残高の減少に努め、事業の見直し及び整理等により、経常収支比率の改善を目指す。
人口1人当たりのコストは13万円前後で推移しており、類似団体内平均値を下回っているが、人件費が低いことが主な要因である。基本的に、財政力指数が低ければ人件費は低い傾向にあるが、物件費は増加傾向であることから、限られた行政資源最適化・有効活用に努めることによりコスト削減に努めていく。
人事院勧告及び県人事委員会勧告を踏まえ、制度的には概ね国に準拠している。類似団体と同程度の水準にあり、平成29年度からは55歳昇給停止を開始している。社会情勢の変化や地方公務員制度の動向を踏まえ、給与制度や諸手当の適正化に努める。
これまでに策定した定員管理計画により計画的な職員数の削減をする取組等により、類似団体内平均値、全国平均及び青森県平均のいずれも下回っており、類似団体内順位は3番目に低い状況である。令和2年度において実職員数の増減は無いが、人口減少の影響により前年度より0.02人増の6.73人となった。業務量の増に伴い、職員1人の負担が大きくなっているが、財政力指数が低く、自主財源が慢性的に不足していること、普通交付税が他団体と比較して少ないこと等に伴い、職員数を増やすことができない状況である。今後は職員の資質向上と業務の効率化を図り、定員管理計画に則った職員数の確保に努める。
前年度より0.1%減の11.3%となり、類似団体内平均値、全国平均及び青森県平均のいずれも上回っている。元利償還金及び準元利償還金(主に一部事務組合等が起こした地方債の元利償還金に対する負担金)は、平成25年度から長期的にみると減少傾向が続いている。元利償還金は減少しているが、それ以上に普通交付税に算入される地方債残高の減少が大きいため、一転して増加傾向に転じる可能性がある。これは、当町は過疎債及び合併特例債等の有利な起債ができないため、交付税措置のない一般単独事業債を使わざるを得ないという財政事情のためである。今後も引き続き新規発行債の抑制等により地方債残高の削減に努め、実質公債費比率の適正化を目指す。
前年度より17.6%減の25.4%となった。元金ベースでのプライマリーバランスを維持することにより地方債残高の削減に努めているため平成23年度から減少し続けており、全国平均及び類似団体内平均値に近づきつつある。令和2年度は、地方債残高が減少したこと及び新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う事業中止により支出しなかった経費を財政調整基金へ積立てできたことが主な要因である。また、普通交付税の増額に伴う標準財政規模の増加も要因の一つである。後世への負担を軽減すべく、今後も引き続き地方債残高の削減に努めることにより、財政の健全化を図る。
前年度よりも0.7%上昇している。これは、会計年度任用職員制度開始に伴い、従前まで物件費及び補助費として取扱っていたものが人件費となった影響のためであり、全国的にも上昇していると思われる。平成28年度から上昇傾向ではあるが、類似団体内平均値及び全国平均を大きく下回っている。これは、職員数が少ないことが主な要因であるが、基本的に、財政力指数が低ければ人件費も低くなる傾向にあり、財政力指数が類似団体内平均値を下回る限り、人件費も類似団体内平均値を下回っていくこととなる。業務量の増加に伴い時間外勤務手当が増加傾向であるが、定員管理計画に基づき、今後も引き続き人件費の適正化に努める。
類似団体内平均値、全国平均及び青森県平均のいずれも上回る16.8%となったが、前年度より0.7%減少した。令和2年度は、分母の増による影響のほか、新型コロナウイルス感染症拡大防止による事業中止の影響から減少した。指定管理者制度の導入による施設管理費経費の抑制等に努めてきたが、今後も業務の電算化により委託料及び使用料が増加する傾向であると見込まれる。更には最低賃金の引上げ等に伴い委託料の単価は増加傾向であること、消費税増税、物価上昇等により消耗品費等も増加傾向にある。行財政改革大綱により事業の見直し、検討等を進めることにより、物件費の削減に努める。
平成26年度から上昇を続けていたが、令和2年度は前年度より0.6%減少した。減少した理由は分母の増(歳入における経常的一般財源の増)が主な要因であり、扶助費支出額自体は前年度よりも増加している。依然として類似団体内平均値を大きく上回っているが、主な要因としては、平成27年度から開始した補助事業である子どものための教育・保育給付事業費について、他団体と比較して大きいためである。扶助費は、国の制度に基づく事業が主なものであるが、高齢化の進展による医療費等の増加が見込まれ、補助事業であっても一般財源が増加することが予想される。全国平均及び青森県平均よりも低い水準であるが、今後も資格審査等の適正化により扶助費の抑制に努める。
類似団体内平均値、全国平均及び青森県平均のいずれも上回る16.7%となった。その他に係る支出については、特別会計への繰出金及び維持補修費が主なものである。公共下水道及び漁業集落排水事業特別会計については、使用料収入の確保及び維持管理経費の抑制により独立採算制を目指す。また、インフラ施設の老朽化により維持補修費の増加が見込まれることから、公共施設等総合管理計画に基づき、効率的な施設の維持補修に努める。
近年は横ばいとなっていたが、農地開発事業(八戸平原地区国営土地改良事業)に係る負担金が平成30年度で終了したことにより、令和元年度に減少している。令和2年度は、分母の増による影響のほか、三戸郡福祉事務組合の解散に伴い負担金が令和元年度で終了したこと、新型コロナウイルス感染症拡大防止による事業中止等に伴い、類似団体内平均値、全国平均及び青森県平均のいずれも下回る10.0%となった。令和6年度に予定している下水道事業等の公営企業会計適用により増加が見込まれるが、それまでは横ばいとなる見込みである。今後も費用対効果を考慮しながら、負担金の増嵩につながらないよう留意していくことにより補助費等の抑制に努める。
平成25年度をピークに減少傾向が続いており、令和2年度は前年度より1.2%減少している。令和元年度は整備が完了した大型事業(主にはしかみハマの駅あるでぃ~ば整備事業等)の償還開始により上昇したが、一時的なものであり、今後も元金償還の据置期間終了に伴い一時的な増加がありながらも減少傾向が見込まれる。厳しい財政運営となることが予想されることから、引き続き地方債残高の削減に努め、公債費の適正化を図る。
平成27年度から上昇し続けていたが、令和2年度は前年度より2.3%減少した。要因としては、分母の増(歳入における経常的一般財源の増)が主な要因であり、分子でみると補助費の減も影響している。類似団体内平均値、全国平均及び青森県平均のいずれも下回る71.7%となっているが、扶助費は平均を上回る傾向が続いている。人件費及び補助費等については、大きく削減をするのが難しいため、増加傾向である扶助費、維持補修費及び物件費を重点的に抑制する。公債費以外で大きな比率を占める繰出金については、各特別会計の事業見直しを図ることで繰出金支出を抑え、経常経費の抑制を図る。
(増減理由)・新型コロナウイルス感染症による事業中止、経費節減等により生じた歳計剰余額のうちおよそ半分を積立てしたこと等により、結果的に財政調整基金は400百万円の増となった・減債基金については、元利償還金のピークが平成25年度となっており、今後の元利償還金は減少傾向となる見込みであることから、減債基金を徐々に取崩していく方針としているため、令和元年度末で残高は0となっている・特定目的基金については、森林環境譲与税基金は積立てにより増、公共用地取得基金及び東日本大震災復興基金は取崩しを行い、全体として40百万円の減となった・主に財政調整基金の増により、基金全体としては360百万円の増となった(今後の方針)・老朽化した公共施設が多くあり、維持補修等に係る経費が増加する見込みであるため、中長期的に財政状況が厳しくなる見込みである。そのため、財政調整基金に頼らざるを得ない状況が続くと予想されるが、基金残高は全体として横ばいとなる見込み
(増減理由)・除排雪経費は年度によって降雪量が変動するため増減があり、近年は委託先の人件費が上昇していることもあり、基金の取崩しで対応せざるを得ない・過疎債が適用されないため、財政上有利な起債が限られ、財政調整基金の取崩しを財源に行う事業が多くある・税収は収納率向上対策を行っている結果、収納率は上昇傾向であるが、財政調整基金に積み増しできるほど金額が多くないため、取崩す一方となる・令和2年度においては、新型コロナウイルス感染症拡大防止による各種事業の中止により多額の不用額が発生し、基金に積立てをすることができた(今後の方針)・自然災害及び公共施設の維持補修等に備えるため、過去の実績等を踏まえ、残高が概ね20億円程度を維持するように財政運営を行う
(増減理由)・令和元年度に残高が0となり、令和2年度中に積立ても行っていないため、残高は0のままである(今後の方針)・元利償還金のピークが平成25年度となっており、年度によって変動はあるものの今後の元利償還金は減少傾向となる予定であることから、減債基金を徐々に取崩していく方針としており、令和元年度末で基金残高は0となった・今後、地方債残高が減少傾向になる見込みであることから、積立ては行わない予定であるが、減債基金積立のための国庫補助、交付税措置等がある場合は、必要に応じて積立てを行う
(基金の使途)・地域福祉基金:高齢者の居宅における福祉の増進に関する事業等を行う民間の団体に対する補助等を行うことにより、地域における高齢者の福祉の増進を図るため・公共用地取得基金:公共施設の用地を円滑かつ効率的に取得するため・東日本大震災復興基金:東日本大震災からの復興の推進のための事業に要する経費に充てるため・公共下水道事業債償還基金:公共用水域の水質保全と町民の生活環境の向上を図るために下水道等処理施設を整備する事業に関する公共下水道事業債の元利償還に要する経費の財源に充てるため・森林環境譲与税基金:森林整備及びその促進に要する経費の財源に充てるため(増減理由)・地域福祉基金:対象となる事業を行っていないため、平成7年度以降に取崩しを行っておらず、利子のみの積立てとなっており、ほぼ横ばいとなっている・公共用地取得基金:平成29年度以降は対象となる事業を行っていないため、ほぼ横ばいとなっていたが、令和2年度において対象事業に充当したため減となった・東日本大震災復興基金:平成27年度で東日本大震災に係る復興事業が概ね完了したため、ほぼ横ばいとなっていたが、令和2年度において対象事業に充当したため減となった・公共下水道事業債償還基金:県が補助する下水道緊急対策事業費補助金をほぼ100%原資とし、今後本格的に始まる下水道整備に係る元利償還金の支払いに備えるため積立てを行っているが、令和2年度は次年度へ繰越となったことから、利子のみの積立てとなっている・森林環境譲与税基金:国から交付される森林環境譲与税制度開始に伴い令和元年度に新たに創設したが、令和2年度は積立てのみを行ったことから増となった(今後の方針)・地域福祉基金:対象となる事業を行う予定が現在のところ無いため、取崩し及び積立ての予定は現在のところ無い・公共用地取得基金:対象となる事業が今後行われる可能性はあるが、事業を行う場合は現在の残高の範囲で取崩しを行う予定・東日本大震災復興基金:対象となる事業について取崩しを行う予定あるが、積立ての予定は無く、基金残高が無くなり次第廃止する・公共下水道事業債償還基金:今後の元利償還に備えるため下水道緊急対策事業費補助金を原資に積立てを行い、今後計画的に取崩しを行う・森林環境譲与税基金:対象となる事業を現在検討しており、事業決定までは積立てを行う予定である
全国平均、類似団体内平均値及び青森県平均のいずれも上回る69.4%となっており、前年度と比較して1.7%増加している。老朽化が進んでいる施設等が多く、建替えを行っていないため、増加傾向にある。平成29年3月に策定した公共施設等総合管理計画に基づき、施設の長寿命化、複合化・集約化、除却及び転用等を検討し、適切な施設の維持管理に努める。
類似団体内平均値を下回る464.4%となっているが、前年度よりも115.6%減少している。これは、経常一般財源である地方交付税及び地方消費税交付金の大幅な増が主な要因である。地方債残高は減少傾向にあるものの、今後、施設の長寿命化、複合化・集約化、除却及び転用等を行う可能性があり、一時的な地方債残高の増加に伴い債務償還比率が上昇する可能性がある。類似団体内平均値を大幅に上回らないよう、新規地方債の抑制に努める。
類似団体内平均値と比較して将来負担比率及び有形固定資産減価償却率は高い傾向となっているが、地方債の新規発行を抑制する取り組み等により、将来負担比率は低下傾向である。体育館に係る有形固定資産減価償却率が80%近くと高くなっており、これらの施設が要因で上昇傾向となっている。基本的に、修繕を行いながら現在の施設を利用していく方針であるため、有形固定資産減価償却率は今後も上昇していくことが見込まれるが、公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化対策に積極的に取り組む。
平成25年度に一般会計における公債費はピークを迎えたことにより、実質公債費比率については減少傾向で推移していた。しかし、普通交付税の基準財政需要額に算入される公債費についても減少傾向であり、近年は普通交付税に算入されない起債が増加していることから、平成29年度から実質公債費比率は一転して増加傾向にある。令和2年度は前年度より0.1%減少しているが、令和3年度はほぼ横ばいで推移する見込みである。当町は、過疎債、合併特例債等の普通交付税に算入される有利な起債を使うことができないため、公債費は減少傾向であっても、普通交付税に算入されない起債が今後も続くとなると、実質公債費比率は上昇傾向となる見込みである。また、一般会計における将来負担額は、地方債現在高の減少に伴い減少傾向にあるものの、公共下水道事業特別会計の将来負担額は、管渠等について整備中であることから、増加傾向である。充当可能財源等については、基準財政需要額算入見込額が減少傾向にあり、充当可能基金が減少しているので基金残高の確保が課題である。
北見市 七戸町 階上町 一関市 奥州市 大槌町 山田町 山田町 大崎市 蔵王町 村田町 丸森町 山元町 羽後町 鶴岡市 酒田市 山辺町 中山町 川西町 白鷹町 遊佐町 桑折町 川俣町 鏡石町 南会津町 棚倉町 石川町 那須塩原市 茂木町 市貝町 塩谷町 甘楽町 東吾妻町 明和町 千代田町 深谷市 朝霞市 富士見市 ときがわ町 小鹿野町 美里町 神川町 成田市 東庄町 聖籠町 田上町 朝日町 宝達志水町 南越前町 佐久穂町 富士見町 高森町 坂城町 安八町 八百津町 多気町 竜王町 京丹波町 門真市 市川町 新温泉町 和気町 矢掛町 鏡野町 勝央町 美咲町 上板町 西条市 唐津市 波佐見町 八代市 錦町 鹿屋市 宜野湾市 浦添市 沖縄市 うるま市