収益等の状況について
指定管理者からの納付金の納付があったものの、昨年度に引き続き新型コロナウイルス感染症の影響を受け、対前年度で経常収支比率は大きく下がった。一般会計からの補助金が大きく減少したことによる営業外収益の減少も、経常収支比率の減要因となっている。
資産等の状況について
老朽化等により、前年度と比較して施設の資産価値は下がっている。施設の維持やこれからの観光政策における保養センター美榛苑のあり方を引き続き調査するため、令和4年度より3年間の指定管理を行い、その間に保養センター事業の方向性を決めていくこととなった。
利用の状況について
新型コロナウイルス感染症の影響により、平成30年度と比べ利用率は大きく減少しているものの、指定管理者による経営努力や、新型コロナウイルス感染症対策を引き続き行ったことで、定員稼働率は前年度に比べ2.3ポイントの増となった。
全体総括
経営健全化計画における資金不足比率が0%になり、企業会計としては計画のとおりとなっている。指定管理制度による運営については、昨年度に引き続き新型コロナウイルス感染症による影響を大きく受けた収支状況にとどまる事となった。