特定地域排水処理施設 簡易水道事業(法適用) 簡易水道事業(法適用)
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人口の減少や全国平均を上回る高齢化率(平成25年4月1日33.3%)に加え、村内に中心となる産業がないこと等により、財政基盤が弱く、類似団体平均を下回っている。第5次東秩父村総合振興計画に沿った施策の重点化に努め、活力あるむらづくりを展開しつつ、行政の効率化に努めることにより、財政の健全化を図る。
類似団体平均と比較して、人件費・物件費等の適正度が低くなっている要因として、ゴミ処理業務や消防業務を一部事務組合で行っていることが挙げられる。一部事務組合の人件費・物件費等に充てる負担金や公営企業会計の人件費・物件費等に充てる繰出金といった費用を合計した場合、人口1人当たりの金額は大幅に増加することになる。今後はこれらも含めた経費について、抑制していく必要がある。
過去からの起債抑制により類似団体平均を大きく下回る3.8%となっている。この水準は平成19年度から年々減少となっており、今後とも、緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業の選択により、起債に大きく頼ることのない財政運営に努める。
第三セクター等が少ないため財源負担がないことや、地方債の抑制を図っていること、また財政調整基金の積立による充当可能基金の増額等により、将来負担比率はマイナスとなっている。今後も後世への負担を少しでも軽減するよう、新規事業の実施等について総点検を図り、財政の健全化を維持するよう努める。
人件費に係るものは平成24年度において28.8%と類似団体平均と比べて高い水準にある。これは、退職者に伴う退職手当負担金の増が主な要因であるため、一時的なものであると思われる。
物件費に係る経常収支比率が高くなっているのは、職員人件費等から臨時職員賃金や委託料(物件費)へのシフトが起きているためである。委託料以外の物件費の抑制や委託料の詳細を精査し、物件費の削減に努める。
その他に係る経常収支比率が類似団体平均を上回っているのは、繰出金の増加が主な要因である。簡易水道事業の施設整備や合併処理浄化槽設置管理事業のこれまでに整備してきた維持管理経費として、公営企業会計への繰出金が必要となっているためである。また、国民健康保険事業会計や介護保険事業会計への繰出金が多額になっていることも要因として挙げられる。今後は、合併処理浄化槽設置管理事業については経費を削減し、普通会計の負担額を減らしていくよう努める。
公債費以外の経常収支率は類似団体平均を大きく上回っている。経常的歳出の総合計は平成22年度まで減少傾向であったが、平成23年度より上昇傾向にある。今後も物件費、補助費等、繰出金が増加することが予測されるので、歳出削減に努め財政の健全化を図る。
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