経営の状況について
当市電気事業の平成28年度の経営状況について、収益的収支比率及び営業収支比率は100%を大幅に超えており、平均値よりも高い水準となっています。これは、収益に対する経費が市債に対しての元金・利子の償還(平成28年度に償還が終了する。)と電力の売却に対する消費税の支払のみとなっており、その他の経費が発生していないことによります。
経営のリスクについて
当該施設は廃棄物の焼却に伴う廃熱を蒸気により回収し、蒸気タービンにより発電を行っているため、設備利用率については他団体の平均より高いものの、廃棄物の性質及び量により変動します。また、修繕については別会計(一般会計)にて計上されているため修繕費比率は算出できません。企業債残高料金収入比率については、平成28年度に償還が終了し0%となっています。
全体総括
現在も廃棄物処理施設の余熱利用として発電を継続しているが、平成28年度をもって公営企業債の償還が終了したことにより特別会計を廃止し、公営企業としての事業は平成28年度で終了した。