収益等の状況について
H25~28年度は指定管理者が経営を行ってきたが、H29年6月からは直営で経営している。定員稼働率は類似施設平均値を下回っているものの、わずかではあるが増加傾向がみられる。他会計補助金比率や宿泊者一人当たりの補助金額は類似施設平均値を下回ってはいるが、予断を許さない状況である。売上高人件費比率は過去5年間で最も高く、厳しい経営が迫られている。※H30年度の売上高人件費率(%)の正しい数字は44.0%である。売上高GOP比率、EBITDAも類似施設平均値を上回っている。収益的収支比率も平均値を上回る結果となっている。
資産等の状況について
資産については財政担当課において整理を進めているところであり、現段階では数値的な分析を行うことができない。
利用の状況について
村内には小規模な民泊施設があるが、団体や合宿で宿泊できる施設は当該村営の施設のみである。また、国道沿いにあることから利用しやすく、ある程度の集客はあるものの、施設のキャパシティの関係等もあり、利用者の増加を図ることは難しい。
全体総括
施設建設から20年以上が経過し、施設、設備等の老朽化に伴い、多額の修繕費等が発生していることから、一般会計からの繰出金が増加することが予想される。従業員の高齢化等も踏まえ、従業員の確保が難しくなっているので、今後住民も交えた運営の検討会議を設置し、今後の運営の在り方も含めた検討を行う必要がある。