寄居町：公共下水道

経営の健全性・効率性について

①収益的収支比率について、１００％を下割っているが、⑤経費回収率が１００％となっていることから、経営の健全性は概ね保たれていると考えられる。④企業債残高対事業規模比率については、類似団体平均値を継続して下回っている状況であることから、経営の健全性に寄与していると考えられる。⑥汚水処理原価については、類似団体平均値を下回っている状況が続いているが、今後も経費削減等に努め経営改善が必要である。⑧水洗化率については、下水道の整備途中で毎年処理区域が拡大することもあり、水洗化率が伸び悩んでいる状況が続いている。経年で比較すると微増はしているが、類似団体平均値を下回っている状況が続いているため、公共用水域の水質保全や使用料収入の増加等の観点からも水洗化率の向上への新たな取組が必要であると考えられる。

老朽化の状況について

本町の管渠は供用開始後、最古で２５年であり、耐用年数からみてまだ新しく大規模な更新工事等は発生しない見込みである。

全体総括

経営の健全性は概ね保たれていると考えられる。経営の効率性において、下水道の整備途中ということもあり、一番の課題は水洗化率の向上である。今後は、投資と財政の均衡を図り経営の健全性・効率性を確保していくため、平成２８年度策定した経営戦略によりアセットマネジメントを実施し、効率的な管理運営を行っていく必要がある。