収益等の状況について
指定管理者制度により、一般財団法人下北山村づくりセンターに管理運営を委託している。よって、利用料金制度により使用料収入は財団の収入として取り扱い必要経費を賄っている。ただし、収益の伴わない施設の管理費及び20万円を超える施設修繕費等については、協定書により村において支出することになっており、それらの必要経費は一般会計から繰り入れている。このことから、収益状況は昨年度と比べ大幅な変動はありません。
資産等の状況について
昭和56年度以降に順次整備した施設は、30年以上経過しているため、全体的に施設の老朽化により資産価値は減少している。温泉施設については、築20年余りであるが温泉成分の関係もあり予想以上に機器等改修や建物等の改修が必要となっており、設備投資を計画的に行っていかなければならない状況にある。
利用の状況について
宿泊施設の利用については、スポーツ合宿関係の利用が大半を占めており、昨年度と変わりはないが、キャンプ場利用者は増加傾向にある。これまでは、夏季シーズンを中心に利用されていたキャンプ場は、西日本最大級のキャンプ場予約サイト「なっぷAWARD」において昨年に引続き2年連続で1位となるなど、冬季に利用される人も増えてきている。
全体総括
下北山スポーツ公園は、19ヘクタールの敷地内にグラウンド、テニスコート等のスポーツ施設や宿泊施設、キャンプ場、温泉施設等があり、昭和56年度以降順次整備された。施設によっては、30年以上経過しており再整備が必要となっている施設もある。今後は、これまでの夏季集中型利用形態から四季を通じて平均的な利用者数を見込むことができるよう利用者ニーズに対応した施設整備とスポーツ合宿のほか一般観光客の利用を効果的に受け入れることができれば安定的な運営が可能となると確信しています。