出雲崎町：簡易水道事業（法適用）

経営の健全性・効率性について

①収益的収支比率は運営に係る維持管理費と起債償還が料金収入と繰入金で賄えているかの指標です。本比率は100%を超えており、支出に対して十分な収入が確保されていることを示しています。④企業債残高対給水収益比率は料金収入に対する起債残高の割合です。本比率は類似団体に比べ低い水準を維持しています。浄水場整備等に伴う起債のため増加傾向にありますが、減少に転ずる見込みです。⑤料金回収率は給水に係る費用が料金収入で賄えているかを示す指標です。本指標は100%を超えており、十分な料金収入があることを示しています。⑥給水原価は給水１m3あたりにかかる費用を示しています。類似団体に比べ原価は低く、効率的な給水であるといえます。⑦施設利用率は配水能力に対する平均配水量の割合です。本指標は類似団体と同水準であり、お盆時期には85％程まで上昇することを考慮すると適正な規模で運営されているといえます。⑧有収率は施設稼働が収益につながっているかを判断する指標です。5年間の有収率は72%と低く、老朽管の漏水による配水効率及び収益性の悪化が懸念されます。今後も継続し老朽管更新に努めます。

老朽化の状況について

老朽管は多数存在し、漏水の進行が懸念されます。５年間の平均管路更新率は1.82%と類似団体に比べ良好ですが、今後も継続的な更新が必要となります。

全体総括

経営の健全性・効率性は類似団体と比較し良好であるといえますが、施設・管路の老朽化が課題です。今後も財源確保および長期的な視点による更新作業に努めます。