飯南町:簡易水道事業(法適用)

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地方公営企業の一覧


収集されたデータの年度

2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度

経営比較分析表(2018年度)

経営の健全性・効率性について

収益的収支比率について、前年度と比較して数値が上昇したのは、繰出基準外の繰入金額が増えたことが要因として挙げられる。また、費用面では、職員の年齢構成の変化で総費用は増加したが、反面、建設改良費は大幅に減少した。企業債残高対給水収益比率は、前年度同様に中央監視装置の更新や浄水場の更新、佐見地区の水道布設工事の実施のにより企業債残高が増加したため上昇している。また、有収率の増加要因は、一昨年のような大寒波が発生しなかった事も影響し宅内漏水が少なかったことが挙げられる。現在は施設の更新を行っているが、老朽化も進み、施設、管路ともに更新を計画的に行っていく必要がある。料金回収率の減少については、今年度3月末で「打ち切り決算」を行い、出納閉鎖期間中の料金収入が反映されず、料金収入が大幅に減少したことが要因として考えられる。今後は、公営企業会計に移行し、経営状況及び運営状況を把握し、適切な料金設定か検証した上で、料金改定等の対策を講じる必要がある。

老朽化の状況について

現在、施設の更新を行っており、管路の更新まで実施できていない。近年漏水も多くなってきていることもあり、管路更新を計画的に行う必要がある。資産評価が終わったので、その結果を基に管路の更新投資を増やして老朽化の改善を図っていかなければならない。

全体総括

施設及び管路の老朽化も進んできており、今後更に更新に掛かる経費は増えていくことが予測される。給水収益だけでは賄えない現状であり、一般会計からの繰入金で補っている。今後は計画的な更新、料金回収率の向上、料金の見直し等の取組を行い、健全な水道事業の経営に努めたい。平成31年度からは企業会計制度に移行し、現有資産の状態・健全度を適切に診断・評価しながら、中長期の更新需要見通しを検討するとともに、財政収支見通しを踏まえた更新財源の確保を図りながら健全経営を行っていく。

類似団体【D3】

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