黒松内町：簡易水道事業（法適用）【地方財政ダッシュボード】

経営比較分析表（2021年度）

経営の健全性・効率性について

収益的収支比率については、前年度比で減少となっており、さらなる維持管理費削減が求められる。企業債残高対給水収益比率については、類似団体よりも低く、計画的に更新を行っていることから今後も必要な更新を行うことができると言える。料金回収率や給水原価、施設利用率は前年度比で減少している項目もあるが、健全で効率の良い経営をできていると言える。

老朽化の状況について

本町の簡易水道事業は３地区あり、それぞれ昭和51年、平成10年、平成15年供用開始となっており、最も古い管路で46年経過している。平成28年度から市街地で重要度の高い配水管の工事を行い、今後耐用年数を迎える２地区の電気・機械設備の更新が見込まれるため、計画的に更新事業を行う必要がある。

全体総括

本町の簡易水道事業の経営は比較的安定していると言えるが、今後施設の老朽化に伴い更新事業の増加が見込まれることから経営状況を明確にし、計画的な更新を行う必要がある。さらなる経営の安定を図るため、今後増加が見込まれる維持管理費や修繕料の抑制に努める。今後も人口減少が進み、使用料の減少が見込まれるため、未納額の解消に加え料金改定の検討も必要な時期に差し掛かっている。

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