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財政力指数は、前年度と同率になった。これは、基準財政需要額において、保健衛生費、高齢者保健福祉費が増になったものの、基準財政収入額において、企業の業績回復により市町村民税法人税割が増になったことなどによるものである。
経常収支比率は、前年度に比べ0.3ポイント上昇した。これは、分子では、子宮頸がん等ワクチン接種、妊婦健康診査の物件費、下水道事業特別会計、介護保険事業会計への繰出金が増になったものの、人件費をはじめ、公債費、扶助費が減になったことから経常的に支出する一般財源が減少し、0.6ポイント改善した。一方、分母では、市税、税外収入が増となったものの、臨時財政対策債をはじめ、普通交付税の減により一般財源収入が減少し、0.9ポイント上昇したことによるものである。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額は、前年度に比べ994円減少した。これは、一般職員数の減や住居手当の見直しにより人件費が減少したこと、また、物件費においては、委託校数の増により学校給食経費が増になったものの、住基法改正に伴うシステム改修経費、定期予防接種経費がそれぞれ減少したことによるものである。
ラスパイレス指数は、前年度に比べ11.1ポイント減少した。これは、国の人事院勧告や東京都の人事委員会勧告に基づき平成25年12月に給与改定を行い、平成26年4月1日時点において、国からの給与減額要請及び地方交付税の削減に伴う影響等を総合的に勘案し給料減額を実施したことによるものである。
人口千人当たり職員数は、前年度に比べ0.02人減少した。これは、業務量に応じた職員の配置を行うとともに、雇用ポートフォリオの推進や民営化・民間委託化・市民との協働による事業実施などにより定員適正化に努めたことによるものである。
実質公債費率は、前年度に比べ0.5ポイント改善した。これは、「市債の借入額は、当該年度の元金返済額を上限とする」という借入抑制方針を堅持した結果、長期債の元利償還金が減少したことによるものである。
将来負担比率は、前年度に比べ1.8ポイント改善した。これは、特別会計の借入金の返済に係る繰出金などの将来負担額が減少したほか、算定上将来負担額から控除する基金残高が増加したことによるものである。
その他(維持補修費及び繰出金)は、前年度に比べ0.5ポイント上昇した。これは、下水道事業会計において公債費に充当する繰入金が増になったこと、介護保険事業会計において保険給付費が増になったことによるものである。
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