経営の健全性・効率性について
資本費については、長寿命化計画、ストックマネジメント計画による機器更新を中心に実施し、新規の投資は汚水桝の新設等で少額であることから減少傾向にある。処理場及びポンプ場については、平成23年度並びに平成20年度に長寿命化計画を策定し、計画的に機器の更新を実施中である。処理区域内の人口と水洗化率は、ほぼ横ばいで推移していることから、今後の収入の増加を見込むことは困難である。維持管理費については、施設管理業務を5年間の長期委託契約とし、経費の節減に努めている。
老朽化の状況について
管渠については、昭和52年からの整備で更新時期は迎えていない。処理場及びポンプ場については、長寿命化計画、ストックマネジメント計画による計画的な機器の更新を実施しているが、施設本体の老朽化が進んでいる状況である。
全体総括
処理場については、昭和59年度から運転を開始し、35年が経過していることから、今後、流域下水道への接続に切り替える。さらに、今後は施設の老朽化による更新が控えているので、更新費用が増加する見込みであり、それに伴う財源確保が重要となる。