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山梨県山梨市:簡易水道事業の経営状況

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収録データの年度

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経営比較分析表(2023年度)

経常収支比率

累積欠損金比率

流動比率

企業債残高対給水収益比率

料金回収率

給水原価

施設利用率

有収率

経営の健全性・効率性について

令和5年度決算において、経常収支比率は100%を上回り、累積欠損金比率が1.68%減少した。流動比率は依然として低い水準を維持しており、資金ショートの危険性を常にかかえている状態のため、一定の流動資産の確保等の改善が必要である。企業債残高対給水収益比率は減少傾向にはあるが、依然として高い水準を維持しており、収益規模に対しての投資額の多さが見える。施設利用率が40%を下回っていることからも適正な施設能力へのスペックダウンやダウンサイジング等の検討が必要である。料金回収率は非常に低い水準となっており、近年の人口減や節水機器の普及による影響に加え、物価高騰に伴う給水原価の上昇を考慮したうえで、適切な料金体系の設定が必要である。

有形固定資産減価償却率

管路経年化率

管路更新率

老朽化の状況について

有形固定資産減価償却率と管路経年化率は類似団体と比較して低い水準にあるが、これは本事業の法適用化に伴い、償却累計額を0としたためである。年々上昇傾向にあるが、前段の企業債残高対給水比率や施設利用率から、収益規模に比例しない過剰な投資を行っていることがわかり、施設更新の必要性を検討したうえで実施していくことが求められる。

全体総括

近年災害への対策が求められるなか、初期投資への償還等の負債が重く、また、収益規模に比例しない事業規模であることから経常費用も多く発生し、料金回収率は必然的に低くなり、更新費用の確保が課題となる。

出典: 経営比較分析表,

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