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神奈川県内の他の市町村と比べて大規模な企業が少ないことから、平成25年度は神奈川県平均を0.27ポイント下回っているものの、全国平均と比較すると0.15ポイント上回っている。類似団体内でも上位に位置しているが、税収が減少傾向にあることから、財政力指数は低下傾向にある。
平成22年度の経常収支比率は、地域手当の完全廃止による経常経費充当一般財源の減少や臨時財政対策債発行可能額の増加により、前期比6.6ポイントの減少となっている。平成23年度は臨時財政対策債発行可能額が75百万円減少したこと等から前期比2.0ポイント増となったが、平成24年度は経常一般財源の増加により2.0ポイント減少、平成25年度は経常経費充当一般財源の減少により1.4ポイント減少と2期連続で改善している。
平成23年度は、緊急雇用事業やふるさと雇用事業の実施による賃金や委託料の増加により、人件費・物件費の合計値は前期を上回ったが、定員適正化計画による職員数の管理や平成22年度の地域手当の廃止等により、類似団体内で上位に位置している。
地域手当を段階的に減少させ平成22年度に完全に廃止にしたことから、給与水準は国と比べて低い水準にあったが、平成23年度及び平成24年度は東日本大震災復興への財源対応措置として国家公務員の人件費が削減されたため、ラスパレイス指数は上昇した。
全国平均を若干上回っているが、退職者と採用者のバランスを考慮する等、定員適正化計画による職員数の管理を行っている。平成25年度は、職員数が1名増加したことや人口減少により、前期比0.16ポイントの増加となっている。
普通建設事業費に係る起債の償還等に伴って上昇していたが、平成23年度には5年前と同じ値となった。平成24年度に地方債償還に係る一部事務組合への繰出金がなくなったことや、平成25年度に地方債償還に係る公営企業会計繰出金が減少したこと等を受け、指標は減少傾向にある。
全国平均を上回っているものの、平成18年度から地域手当を段階的に減少させ、平成22年度には完全に廃止とする等、人件費の抑制に努めている。平成25年度は退職金が前期比29百万円の減少となったこと等から、1.4ポイントの減少となった。
物件費に係る経常収支比率が全国平均より高くなっているのは、業務の民間委託化を推進し、職員人件費等から委託料(物件費)へのシフトが起きていること等が要因と考えられるが、需用費等の抑制を図っていることもあり減少傾向にある。
子ども手当の実施により、平成22年度は前期比1.0ポイントの増加となった。平成25年度は町内に保育園が開園したことに伴う保育所運営費委託料の増加等により、前期比0.3ポイントの増加となった。
平成23年2月から住民情報システムの共同利用に参加したため、平成23年度は前期比0.8ポイントの増加となったが、町単独補助金の削減により、平成24年度は前期比0.5ポイントの減少、平成25年度は0.2ポイントの減少と、2期連続で減少している。平成25年度は神奈川県平均を3.8ポイント上回っているが、これは一部事務組合や同級他団体に対しての負担金等の支出が多いことによるものである。
公債費に係る経常収支比率は、全国平均及び神奈川県平均を下回っており、類似団体内でも低い比率で推移しているが、直近では、臨時財政対策債の発行増により、起債残高が増加している。平成23年度から臨時財政対策債の償還が始まり、前期と比較して平成23年度は0.2ポイント増加、平成24年度は0.7ポイント増加、平成25年度は0.3ポイント増加となっている。
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