仙北市:簡易水道事業(法適用)

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2015年度)

経営の健全性・効率性について

当市の簡易水道事業(西木地区)の経営状況は、給水収益や一般会計からの繰入金等の総収益で、総費用に地方債償還金を加えた額をどの程度賄えているかを示す「収益的収支比率」が100%を割り込んでおり、また給水に係る費用がどの程度給水収益で賄えているかを示す「料金回収率」が40%前後で推移している。このことから、簡易水道事業の経営を持続し水道水を安定的に供給するために、一般会計からの繰入金や国庫補助金等の給水収益以外の財源に大きく依存していることが見て取れる。経営の効率性という観点から分析すると、水道施設の配水能力に対する配水量の割合を示す「施設利用率」は70%前後で推移しており、また水道施設の稼働が収益に反映されている割合を示す「有収率」は60%程度に留まっている。このことから、水道施設に一部余剰分がある可能性があり、なおかつ漏水等の原因で給水した全ての水道水が収益に結びついているわけではないということが分かる。

老朽化の状況について

当市においては、今日でもなお水道未普及地域が存在しており、毎年度既設の水道管の延伸等により順次未普及状態を解消している。このため、簡易水道給水区域内に点在すると考えられる老朽管や老朽施設等の更新に着手していない状況である。

全体総括

「収益的収支比率」や「料金回収率」の改善のため、現行の水道料金の見直しを進め、早期に適切な料金設定を実施する。また、水道未普及地域の解消と並行して、水道施設の老朽化状況を調査し、必要に応じて順次更新する。この中で、現有施設の必要性や利用頻度についても併せて分析し、水需要を勘案しながら施設のダウンサイジングやスペックダウンを検討することで、「施設利用率」や「有収率」の向上を図る。なお、平成28年度末に簡易水道事業を水道事業へ経営統合し、より安定的な経営を実施していく。

類似団体【D3】

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