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長崎県雲仙市:望洋荘の経営状況

🏠雲仙市

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収録データの年度

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経営比較分析表(2023年度)

収益的収支比率

他会計補助金比率

定員稼働率

売上高人件費比率

売上高GOP比率

収益等の状況について

昨年度に引き続き、年間を通して安定した運営が出来たことで、昨年度と比較して収益的収支比率は減少したものの100%以上となり、一般会計からの繰入金は減少し、他会計補助金比率は低い数値となった。収益的収支比率は100%以上となり、他会計補助金比率は改善しているが、営業に関する収益指標である売上高GOP比率や企業収益の成長指標であるEBITDAには大幅な改善が見られず、一般会計からの繰入金への依存度が大きいため、更なる費用削減など、経営改善に向けた取組が必要であると考える。

施設の資産価値

設備投資見込額

企業債残高対料金収入比率

資産等の状況について

企業債の償還が終了したことに伴い、企業債残高対料金収支比率が0となっているが、築50年以上経過している本施設は、今後建替え等の更新投資が見込まれるため、事業継続にあたっては、どの程度の規模にするか等、投資の効率化についても慎重に検討することが必要と考える。

利用の状況について

令和元年度から温泉利用の日帰り入浴・休憩のみの運営とし、宿泊業を停止している。

全体総括

本施設は、浴場棟が昭和38年、宿泊施設棟が昭和40年に建設され、平成20年に大規模改修を行ったが、施設は老朽化し、更新時期でもあるため、今後の方針について検討を行っている状況である。本来、公営企業では、独立採算が基本原則であるが、入浴・休憩料金収入のみで採算をとるのは困難な状況であるため、一般会計への依存度が高い状況となっており、現状では劇的な収入増額が見込めない以上、一般会計繰入金を少しでも減らすための歳出抑制に努める必要がある。また、今後の方向性の検討に際しても、公営企業としての持続可能性や施設の規模、目的、料金体系等を慎重に検討する必要がある。

出典: 経営比較分析表,

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