2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度 2010年度
少子高齢化の進行により人口が減少傾向で推移している中にあって、基幹産業である農林業は低迷し、他に主要となる産業もないことから、構造的に見ても財政基盤が弱く、類似団体平均を下回っている。退職職員の不補充や議員定数の削減による人件費の削減や、真に必要な事業を厳選するなど、歳出の徹底的な見直しを継続するとともに、税収の徴収率向上対策を中心とする歳入確保に努める。
退職職員の不補充等による人件費の削減や新規地方債の発行抑制策の継続により、類似団体平均を上回っているものの、83.2%と対前年度比で6.9%減となり、改善傾向で推移している。依然として、歳出全体に占める公債費の比率が高いため、建設事業に係る新規地方債の発行抑制策を継続することで、指標の改善に努める。
人口1人当たりの決算額は、類似団体平均と比べて低い決算額となっている。これは、議員定数や報酬額の削減、行政委員の報酬削減、特別職給の削減、一般職の退職者不補充及び各種手当の削減などによるものである。人件費に準ずる費用については、ごみ収集業務、保育所、給食センターなどの施設運営を町直営としているため、臨時職員などの賃金が類似団体と比較して多くなっているが、これは行政サービス提供方法の差異によるものといえる。今後は、集中改革プランなどに基づき、施設の統廃合などコスト削減に向けた取り組みを行う。
過去からの新規採用抑制策により類似団体平均を下回っている。職員数の削減によって、一般事務職の兼務数が増加しており、これ以上の削減は住民サービスの低下を招く恐れがあるため、担当制を廃止し、グループ制の導入等による対応を検討する。
実質公債費比率は前年度と比べて改善したものの、依然として類似団体平均を上回っている。主な要因は、過去の観光施設に係る大型プロジェクトに多額の地方債を発行したことに伴い、公債費が平成18年度をピークに平成20年度まで高水準で推移した結果によるものであるが、平成16年度から継続している普通建設事業の厳選による地方債発行額の抑制や公的資金や補償金免除繰上償還の実施により、今後は類似団体平均と同程度もしくは下回る数値で推移する見込みである。
職員数の減により退職手当負担見込額が減少するとともに、平成16年度から継続している建設事業に係る新規地方債の発行抑制策により地方債現在高が減少する一方で、普通交付税の増額に伴う標準財政規模の増、財政調整基金の積立による充当可能基金の増額等により、全体として比率が減少した。今後とも公債費等義務的経費の削減を中心とする行財政改革を進め、財政の健全化に努める。
類似団体平均と比較すると人件費に係る経常収支比率は低くなっている。これは、議員定数や報酬額の削減、行政委員の報酬削減、特別職給の削減、一般職の退職者不補充及び各種手当の削減などによるものである。今後も上記削減策を継続することで、人件費の抑制に努める方針としている。
物件費に係る経常収支比率が高くなっているのは、職員数の削減等により人件費を抑制する一方で、事務の効率化を図るため、内部管理事務の電算化を推進した結果、各種システムに係る保守経費などが増嵩したことが挙げられる。また、観光交流による地域活性化施策を展開した結果、観光施設に係る維持管理費も多額となっているが、指定管理者制度を導入し、委託先の対象を町の出資する法人のみとせず、民間企業へも広げているところであり、今後は競争に伴うコスト削減効果が出てくると見込まれる。
扶助費に係る経常収支比率は、類似団体平均を上回っているが、本町では、ほとんどが法で定められた社会保障に伴う支出であり、町単独で措置している経費は僅かとなっている。今後も、増額傾向で推移すると思われるが、上昇を抑制するよう資格審査等の適正化に努める。
その他に係る経常収支比率が類似団体平均を上回っているのは、高齢化に伴い、介護保険特別会計や後期高齢者医療保険事業特別会計に対する繰出金が増加傾向で推移していることや、国民健康保険特別会計の財政悪化に伴う赤字補てん的な繰出金が増加したことなどによるものである。構造的にも、社会保障に係る繰出金の抑制は困難な状況であるが、国民健康保険特別会計については、医療の適正受診の推進による給付費の抑制や保険税の適正化を図ることなどにより、普通会計の負担を軽減するよう努める。
補助費等に係る経常収支比率は、類似団体平均を下回って推移している。これは、各種団体に対する補助金について、特に平成16年度以降は、住民の協力により、一律での削減を数次にわたって実施するとともに、不適当な補助金の見直しや廃止に努めたことによるものである。今後も、これまでと同様の方針により抑制に努める。
通常の社会資本の整備に加え、観光施設に係る大型プロジェクトに多額の地方債を発行したことに伴い、類似団体平均を大きく上回って推移しているが、平成16年度から継続している普通建設事業の厳選による地方債発行額の抑制や公的資金補償金免除繰上償還の実施により、平成18年度をピークに減少に転じ、比率は改善傾向で推移している。今後も、基本的には新規地方債の発行額は、元金償還額以内とする方針としている。
普通建設事業費の決算額は、類似団体平均を下回って推移している。これは、普通建設事業に係る起債の元利償還金が財政圧迫の主な要因であったことから、特に平成16年度以降については、大幅に抑制してきた結果によるものである。今後においても、中学校等の危険改築に係るもの以外の箱物については、特に抑制する方針としている。
厚沢部町 島牧村 京極町 妹背牛町 北竜町 幌加内町 猿払村 幌延町 つがる市 蓬田村 遠野市 陸前高田市 二戸市 八幡平市 田野畑村 普代村 白石市 角田市 尾花沢市 田村市 本宮市 柳津町 加茂市 見附市 糸魚川市 胎内市 滑川市 黒部市 小矢部市 韮崎市 北杜市 甲州市 亀山市 山添村 御杖村 江府町 安来市 雲南市 西ノ島町 知夫村 庄原市 上関町 伊予市 松野町 東洋町 田野町 安田町 北川村 馬路村 芸西村 本山町 土佐町 大川村 梼原町 三原村 うきは市 みやま市 南小国町 産山村 湯前町 水上村 山江村 大宜味村 東村 南大東村 北大東村 伊是名村 多良間村 竹富町