佐用町：笹ヶ丘荘

収益等の状況について

本施設では、①②④で類似施設平均値を上回り、③⑤⑥⑦で下回っている。高い稼働率により売上は確保できていたものの、高い人件費率や施設の老巧化による修繕費用の増加に加え、令和３年度は新型コロナウイルスの感染拡大による営業収益の減少により収益力を弱めている。今後は更に人員の適正配置を図るとともに、新たな顧客の発掘等による収益増加に向け取り組みたい。本施設は建築から５０年、大規模改修から３０年が経過しており、毎年修繕費及び設備の更新費が発生していることも収益率改善の障害となっている。

資産等の状況について

本施設は施設の老朽化に伴い、修繕費、更新費ともに増加の傾向となっている。修繕方法や更新物品の選定などを慎重に検討し、コスト削減に努力していく。

利用の状況について

本施設はゴルフ場のホテルと並び、本町の基幹となる宿泊施設である。令和３年度については収入、利用者数とも前年度と比較して多少改善傾向にはあるものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、管理経費の負担が重く収益性を損ねている。

全体総括

本施設の課題は、老巧化による維持管理経費の削減にあると言える。修繕及び更新については計画的に実施し、コスト削減を図りたい。また、新たな顧客の発掘等による収益増加に向け取り組みたい。