日野町：公共下水道【地方財政ダッシュボード】

経営比較分析表（2017年度）

経営の健全性・効率性について

汚水処理原価は近年増加傾向であるが、類似団体より低い数値である。経費回収率については、数値が下がったものの類似団体平均を上回っている。収益的収支比率については、近年改善傾向にあった数値が下がった。今後は使用料の増収対策等の検討が必要である。水洗化率においては、90%以上であり類似団体平均より高い値となっているが、今後も啓発は必要である。

老朽化の状況について

管路の殆どが塩ビ管であり現時点では更新を行っていないが、一部存在するコンクリート管において対策が必要な箇所が発現したことから、平成30年度に更新工事を行う。また、管路及びマンホール、ポンプ施設においても、重要度が高い箇所より点検・調査行い、今後の対策を計画していく。

全体総括

事業費の大半を企業債の返済が占めている中、収益的収支比率は昨年まで改善傾向であったものが、平成29年度で下がってしまったことから、100%の数値となるよう比率改善の取組が必要となる。また、今後は管路施設やポンプ施設の点検、調査、修繕といった維持管理における費用も増加する見込であり、経営改善のための取組が必須となっている。

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