地域において担っている役割
市立湖西病院は、市民の健康保持に必要な医療を提供するとともに、地域における中核病院として入院医療及び専門外来医療を提供しています。また、救急告示病院として、年間を通し24時間体制で救急受入を行うとともに、災害時救護病院としても指定されているところです。
経営の健全性・効率性について
現状、当院は、医師不足、看護師不足その他各種の要因により、許可病床>稼働病床で経営せざるを得ない状況が続いているため、病院の規模に見合った収益を得ることができず、医業収益をベースとした各種指標が低調となっているものと分析します。
老朽化の状況について
施設の修繕については、修繕計画に基づき施行し、計画的に建物の延命を図ります。また、病院の建設計画については、病院の法定耐用年数まで残り10年ほどとなっていることから、建設場所を含めた建設計画について、市に設置された公共施設マネジメント推進室と相談協議し、検討を進めてまいります。
全体総括
今年度、市立湖西病院改革プランの見直しを行っています。具体的には病床利用率の推移から必要病床数を決定することにより、当院としての医療提供範囲を明確にした上で、その規模に見合った経営に取り組んでいくことを目指しています。また、診療科数の見直しは、当院の経営上重要な課題であると認識していますが、地域の急性期病院として必要な医療を提供する役割も担っていますので、その方針については慎重に判断してまいりたいと考えています。