美里町：簡易水道事業（法適用）【地方財政ダッシュボード】

経営の健全性・効率性について

平成２４年度から２６年度にかけましては、毎年収益的収支率が減少しておりますが、平成２７年度より、給水開始以来初めての料金改定を行い、また、平成27年～28年度にかけまして拡張工事を実施し給水人口の増加により水道料金が増加しております。

老朽化の状況について

水道施設、管路、電気機械設備の多くは、老朽化が進んでおります。その中でも、機械・電気・計装・監視制御設備については、土木建築構造物とは異なり、耐用年数が15～20年と比較的短期間であるので、機器の機能・状態を十分診断・調査し、補修・部品交換や設備一式の更新など計画的・効率的な設備の整備・更新を実施してまいります。また、老朽管については、更新整備計画を策定し、効率的な布設替えを将来行っていき、安定的な給水の確保を図ります。

全体総括

美里町の行政区域内人口は減少傾向にあり、同様に給水人口も減少が予測されます。給水人口の減少に伴い、水道料金収入も減少し、さらに漏水等により有収率の低下が水道経営を逼迫させる恐れがあります。そのため、水道施設や老朽管などを計画的に更新して有収率を向上させ、将来の健全かつ効率的な経営のため、需要に応じた経営・運営計画の立て直しや、２回目の水道料金改定を視野に入れながら事業運営に取組んでまいります。なお、経営戦略については、平成２８年度末に作成しております。

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