経営の健全性・効率性について
市町村合併前に旧町村で創設され、合併時に新市に引き継いだ法非適用の簡易水道事業は、平成29年4月1日に上水道事業へ統合するため、3月31日に打ち切り決算をした。これにより、収益的収支比率・料金回収率は過年度や平均値と比較し低くなっており、企業債残高対給水収益比率は高くなっている。給水原価においては、打ち切り決算等により前年度より低くなっているが、これでも平均値より高くなっている。施設利用率は、平均値より低くなっているが、人口減少等により使用水量が減少傾向であることから、今後、更新等に併せ施設規模の見直しなどを検討していく必要がある。有収率は、平均値及び前年度より低くなっている。これは漏水が原因であると考えるが、その更新が間に合っていないためで、今後対策を行い、有収率の向上を目指す必要がある。
老朽化の状況について
平成23年度までは、国庫補助事業により基幹改良及び監視装置等の更新を計画的に進めてきたが、平成24年度以降は管路更新率が1%未満であり、今後は、管路の更新投資を増やす必要性がある。
全体総括
萩市の簡易水道事業は、経営基盤が脆弱であるため収益的収支比率及び料金回収率が低く、一般会計からの繰入によって賄われており、また、施設利用率が低く施設規模が実態と見合っていない。今後は、安定的な経営基盤の確立のため、上水道事業と統合し、併せて、漏水が原因となり有収率が平均値と比較しても低いため、漏水対策及び老朽管更新事業と適正な料金の見直しに取り組む必要がある。