地域において担っている役割
生駒市病院事業計画において、「質の高い医療の提供」「地域完結型の医療体制構築への寄与」「救急医療の充実」「小児医療の充実」等のコンセプトとして掲げており、生駒市内をはじめ、西和保健医療圏内における二次救急医療等の不足医療に対応できる公立病院としての役割を担っています。
経営の健全性・効率性について
・健全性について平成27年6月1日に開院し、平成27年度は延べ入院患者数17,647人、延べ外来患者数24,295人でしたが、平成28年度は延べ入院患者数34,378人、延べ外来患者数44,070人と増えていることから、グラフ①、②、④の数値は増加している。また、③の累計欠損金比率は前述の理由により減少している。なお、患者数の増加傾向にあるため、類似病院平均値との乖離については、次年度以降において縮まると推測される。・効率性についてグラフ⑤~⑦については、平成28年度において、類似病院平均値と同一水準にあるが、グラフ⑧材料費対医業収益比率について、乖離幅が大きいことから、その原因について分析し、改善に向けて検討していく必要がある。
老朽化の状況について
平成27年5月竣工の施設であることから、現時点では老朽化は見受けられない。
全体総括
病院建設に係る企業債について、市の基金から長期借入を行い、短期間で償還とすることにより、トータルとして利子額の削減に努めている。