地域において担っている役割
浜松市リハビリテーション病院は、地域のリハビリテーション医療の中核を担う病院として、急性期を過ぎた患者が日常生活や社会に復帰できるよう、専門的な治療や支援を行っており、質の高い回復期医療を提供している。
経営の健全性・効率性について
経常収支比率は、平成27、28年度決算において、100%を超えている。職員の確保に努めた結果、入院体制が整備され、リハビリ提供単位数が増加したことによって収益増加に繋がり、経営の健全化を図ることができた。また、病床利用率も94.9%で、ほぼ満床の状態となっている。入院判定会議によるベットコントロールによって、効率の良い病院運営が行えている。
老朽化の状況について
平成11年度に国から国立浜松病院の移譲を受け、浜松市リハビリテーション病院を開設したが、病院施設の老朽化は著しく耐震性も確保できないため、平成26年度に新病院の整備を行ったところである。また、医療機器については、耐用年数を経過している機器もあり、順次、更新が必要な状態となっている。
全体総括
当院は、平成18年度より指定管理者制度を導入し、平成20年度から現在の指定管理者によって運営を行っている。市内で大規模な2病院の安定経営をしている社会福祉法人であり、民間病院の経営手法を取り入れて効率的な運営を行うとともに、専門的かつ高度なリハビリテーション医療を提供している。今後も、現行の運営形態を継続し、更なる経営健全化を目指していく。