飯山市:公共下水道

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経営比較分析表(2017年度)

経営の健全性・効率性について

施設整備が概成したことによる地方債現在高の減少に伴い、企業債残高対事業規模比率の推移は、数値上の改善がみられる。また経費回収率、汚水処理原価については、汚水処理費の計算にあたり国から示された計算方法に改めた結果、値の改善が見られた。一方で今後の施設統合を見据えた、下水道事業計画の変更や施設の財産処分の手続きを進めたことによる営業費用の一時的な増大により、収益的収支比率は前年度比で約4%ほど低下した。このように経営の健全性向上のための取り組みを行っているところであるが、今後経費回収率の向上に向けて適正な使用料の設定を検討する必要がある。施設利用率については下降傾向にあり、また類似団体と比べて低い。結果として施設の処理能力に余裕がある状態であり、今後の人口減少に伴い利用率低下が更に進行することが懸念される。併せて水洗化率の伸びが横ばいであることから、将来の施設能力の適正化も見据えたより一層の取組みを通じて、改善を図る必要がある。このことから平成30年3月に策定した「飯山市公共下水道事業計画全体計画書」では、2035年度を目標年次として処理施設の系列数を3→2に縮小する計画とした。また現在策定中の「下水道ストックマネジメント計画」ではこれを踏まえて将来の改築計画の構築を行っている。

老朽化の状況について

管渠は、全ての施設において耐用年数は未到来であるが、一方で処理場、ポンプ施設の機器の一部に標準耐用年数に達する施設が発生している。現在長期的な施設の改築方針を定める下水道ストックマネジメント計画を策定中であるが、予算制約の中、施設の重要度に応じたランク分けを適切に行い、将来余剰が見込まれる現有施設の改修を休止する等、施設規模の適正化(ダウンサイジング)、併せて施設のスペックダウンを考慮しながら将来投資を検討し、施設全体のライフサイクルコストの最小化を目指す。

全体総括

経営の効率性を高めるため、2020年度には隣接する農集施設の統合を完了し、同時に経営状況の透明性を確保するために事業の地方公営企業法の適用をおこなう予定である。現在、策定中の下水道ストックマネジメント計画に応じた適正な下水道料金の設定や事業運営のあり方を検討し、計画的に事業を運営したい。

類似団体【Cd2】

夕張市 美唄市 芦別市 赤平市 三笠市 歌志内市 森町 長万部町 長沼町 栗山町 新十津川町 上川町 上富良野町 下川町 美深町 羽幌町 浜頓別町 枝幸町 興部町 雄武町 大空町 むかわ町 浦河町 大樹町 広尾町 本別町 浦幌町 厚岸町 弟子屈町 白糠町 つがる市 鰺ヶ沢町 板柳町 鶴田町 七戸町 六戸町 東北町 六ヶ所村 おいらせ町 大船渡市 遠野市 陸前高田市 二戸市 雫石町 金ケ崎町 平泉町 山田町 一戸町 登米市 村田町 丸森町 大和町 加美町 北秋田市 小坂町 五城目町 八郎潟町 美郷町 長井市 西川町 金山町 最上町 真室川町 川西町 小国町 庄内町 遊佐町 西郷村 那珂市 稲敷市 行方市 小美玉市 城里町 境町 ひたちなか・東海広域事務組合 益子町 榛東村 甘楽町 板倉町 寄居町 長生村 阿賀野市 佐渡市 魚沼市 南魚沼市 聖籠町 阿賀町 湯沢町 砺波市 小矢部市 南砺市 朝日町 中新川広域行政事務組合 珠洲市 羽咋市 志賀町 穴水町 美浜町 高浜町 山梨市 韮崎市 甲州市 身延町 忍野村 山中湖村 駒ヶ根市 大町市 飯山市 東御市 軽井沢町 御代田町 富士見町 辰野町 箕輪町 飯島町 南箕輪村 中川村 高森町 木曽町 池田町 白馬村 坂城町 信濃町 南佐久環境衛生組合 下呂市 海津市 関ケ原町 坂祝町 川辺町 八百津町 御嵩町 御前崎市 南伊豆町 小山町 いなべ市 高島市 米原市 日野町 多賀町 能勢町 西脇市 加西市 養父市 朝来市 淡路市 宍粟市 加東市 多可町 新温泉町 播磨高原広域事務組合(事業会計分) 明日香村 吉野町 下市町 白浜町 岩美町 雲南市 奥出雲町 新見市 真庭市 美作市 和気町 矢掛町 庄原市 安芸高田市 江田島市 北広島町 美祢市 吉野川市 善通寺市 多度津町 久万高原町 豊前市 吉野ヶ里町 有田町 壱岐市 豊後高田市 国東市 西都市 高千穂町 南九州市 大崎町 和泊町 知名町