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三重県桑名市:末端給水事業の経営状況

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経営比較分析表(2023年度)

経常収支比率

累積欠損金比率

流動比率

企業債残高対給水収益比率

料金回収率

給水原価

施設利用率

有収率

経営の健全性・効率性について

経常収支比率については、主に電気料金が昨年から落ち着き動力費が減額したことに伴い経常費用が減少したことや、令和5年1月に水道料金を改定したことに伴う経常収益の増加により、令和4年度から増加している。料金回収率については、水道料金を改定したことに伴い供給単価が上昇したことにより、令和4年度から増加し100%を上回った。有収率については、ここ数年で最も低い数値となった。管路経年化率が年々増加していることから、耐用年数を過ぎた管路からの漏水が多発していることが考えられる。水道料金を改定したことにより給水収益が増加したが、昨今の物価高騰等により営業費用が増加していくことも予想される。今後の安定的な事業運営のため、増加傾向にある維持管理費等のコスト低減や有収率向上のための施設更新等、継続的な経営改善の取り組みを行っていく。

有形固定資産減価償却率

管路経年化率

管路更新率

老朽化の状況について

管路経年化率についてここ数年連続して数値が増加し続けており、管路の老朽化に対し更新が追いついていない状況である。今後も耐用年数を超える管路が増加することから、管路更新のための更新投資を増やし、管路更新率を増加させていく必要がある。しかし、今年度は他機関との兼ね合いによる管路更新事業の遅れなどが影響し、管路更新率は例年よりも、さらに類似団体平均値よりも低い結果となった。更新等の財源確保や経営状況への影響等を踏まえ、更新方法を見直す等、投資計画に基づいた計画的な事業の推進を図っていく。

全体総括

安定的な水供給に向け、令和4年から令和5年にかけて見直しを行った経営戦略における投資計画を基に、水源・送配水系統の整備や基幹管路の耐震化等の大規模な建設改良投資や、施設・管路の維持管理費等を計画的かつ効率的に行っていく。また、そのような維持修繕・改築更新を行っていくための財源の確保及びコストの低減等で経営基盤の強化を図り、持続可能な事業運営に繋げていく。

出典: 経営比較分析表,

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